スポンサーサイト

--.--.--(--:--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]

「近代日本画 美の系譜」、「田中みぎわ展 こころの船を出す」、「現代美術版画展」

2008.01.20(16:33)
ちょっと貧血気味なのでこれ書いたら寝ます!

今年はアートレビューはなるべくシンプルにいきますよ。
■「近代日本画 美の系譜」大丸ミュージアム

以前買い損ねた大丸ミュージアムパス(2,000円)も無事購入。

3月には「山寺後藤美術館所蔵ヨーロッパ絵画名作展」もあるし、楽しみです。
夜間開館してるので、仕事帰りに寄れるのがありがたいなあと。

水野美術館の所蔵コレクションの東京公開は初めてのことだそうです。

主な出品作家は、錚々たる面々デス。


和モード展にひきつづきつい買ってしまった画集。2100円なり。
作品リストもなくてメモしてたんですが、途中で疲れてしまったんです、ハイ。
いや、日本画って名前を覚えてない画家が多いので、この際覚えようかと思って・・・<言い訳



画集の表紙にもなっている上村松園「かんざし」がお出迎え。
宝船のかんざしは、正月用のもの。
彼女の作品でいつも感心するのは、帯揚げや手絡(てがら)の鹿の子絞りのしぼが、くっきりと立っていてさわりたくなるところですね。

横山大観の作品も多かったです。
「双龍争珠」という向かいあった松の枝を龍に、その間に浮かぶ月を珠に見立てて描いた作品がありました。

あれ?と思ったのは「無我」

これ全部で3点あるんですね。

足立美術館、東京国立博物館が所蔵していて、東博のは近美にも貸し出されてることが多くて、よく見ます。
東博の方が線など全体があっさりしている印象で、なんとなく向こうの世界にいってしまってる感じなんですが、こちらはなんとなく黒目がちでより子供らしい現実的なかわいらしさが感じられます。

橋本 雅邦「寒山拾得」はものすごくグロテスクな同主題の絵が多いのを考えると、意外と普通のおばちゃんっぽい顔(結構いそうw)の二人で、あっさりしてます。

横山大観菱田 春草の合作した「旭日静波」
左右の鶴+空、鶴+海を描いたのが大観で、中央の旭日が春草ですが、違和感なしで調和してます。

春草の落款の種類が多く、日本画ってサインで見分けるの大変そうだなと思いました。
字の崩し方も違うようデスし。

西郷孤月「月下飛鷺」、ほぼ黒に見える画面は夜の湖畔を、雲に隠れた月からのわずかな光の下白い鷺が画面下に飛んでいる風景を描いてます。
淡い色彩の多い日本画の中、暗い色+白が目立った作品です。

下村観山「獅子図屏風」
ものすごく大きく、薄茶のたっぷりした描線で描かれた獅子の親子。
すごくどっしりした量感があって迫力満点。でも、とてもかわいい。ひげの生えてるところや、子どもの動きなど、猫好きにはたまらないものが(笑)
色も白や翠を使っていて独特。

同じく観山「三猿」は、見ざる聞かざる言わざるを、目、口、耳が不自由な3人の男に仮託して描くという異色作。
杖を突いてるのが目、手の平に文字を書くのが口、背後で空を見つめているのが耳、ということでしょうか。彼らの表情は繊細に描かれていますが、着物は対照的に非常にラフな線になってます。

上村松園「汐汲み之図」は、女性の衣装は千鳥や波の模様だったり、海をテーマにトータルコーディネートされてていいなあと思いました。


川合玉堂は、玉堂らしい風景(やはり葉の描き方が特徴あります)、鵜飼などの作品を展示。

池田秀畝の屏風「歳寒三友」は、花の描き方がなんかもりもりっとしたツヤと立体感が特徴的でした。

鏑木清方も数点。小さめですが、「大川の虹」は、虹がうっすらかかっているところや、夏の透ける着物地などの表現が興味深いですね。

伊東深水は、いつ見ても目元がやっぱり乙女ちっく&目力があってかわいらしいですね。

杉山寧の作品は風景、人物+風景を描いていますが、独特のグラデーションを用いていてなんとなくシュールレアリズム絵画のような不思議な雰囲気をもってます。

絵の横の解説にあった、鳴門を写生するために夫婦で朝船を頼んだら心中と思われた、というエピソードが面白かったです。

山口蓬春の絵はデザイン化されていてマットな色彩が面白いです。

加山又造「猫と牡丹」ありました!
「千羽鶴」を見ると、西陣織の家に生まれた彼のセンスを強く感じますね。







同じフロアの画廊コーナー。デパートのこういったコーナーは必ず覗いてしまうワタクシです。
どう優しく見ても購入者に見えないしょぼい人間なのですが、なぜか一様に店員さんが親切で恐縮したり(^^;)
「ああ、このヒトはビンボウそうだけど、絵が好きなんだな」と思ってくれているのでしょうか。
色々身になる説明をしてくれるので、楽しいです。


「田中みぎわ展 こころの船を出す」(写真右「空の帳」)

~1/22まで開催

日本画専攻の画家の方ですね。千住博氏から花束が届いてました。

墨一色で、海原、マングローブ(?に見えました)、などなど広がりを感じさせる風景を見事に描き出しています。
一見抽象にも見えるような画面構成ですが、ひきつけられますね。
縦長・横長の独特のサイズは、日本画であることから来てるんだなと納得。


「現代美術版画展」(写真左 アレックス・カッツの作品)

~1/22まで開催

80年代を中心に浮世絵に憧れて、日本の職人に委託して作成した木版画の作品群を展示しています。

アレックス・カッツの上記の作品、左下には鉛筆で「戸田正」というサインがあります。これは、京都の摺氏の方(故人)で、木版画の版を作成した職人さんです。

画家本人による原画を元に、実際の版画は長年の経験をもつ職人が、色の効果などを最大限に生かすべく腕を振るって作成、というコラボレーションで完成した版画。

画家によっては、摺氏へのリスペクトから摺氏のサインも同じように入れてあるのだそうです。


李兎煥、草間彌生の作品も数点ありました。
草間彌生作品は、かぼちゃを描いた色違いのシリーズで、相変わらずドットがアレな感じで、見ているとざわざわします(^^;)

アレックス・カッツの作品はキレイで好きですね。


村上隆は、ああ、村上隆だなという感じ。

フランチェスコ・クレメンテの人物像を見て、この人はゲイかなにかではないのかなあ・・・とちょっと思いました。揶揄というわけではなく、人体の描き方がちょっと独特な雰囲気を感じるので。違ってたらすみません。
ダ・ヴィンチとかもそうですが、独特の雰囲気があるんですよね。
逆に女大スキー!!というヒト(クリムトとかw)も、すごくよくわかりマスね(笑)

ほか、サム・フランシス、トム・ウェッセルマン、AR・ペンクもありました。


だいたい、50くらい刷っているものが多い(250枚のものもあり)のですが、かなり最初の方の版と、後の方の版と色々あって、おそらくよくあるように、若い版の方が多少値段が高く設定してあるのではないかなと思うのですが、全く同じ作品でナンバリング違いのものがなかったのでわかりません。

これらの作品は購入もできるわけですが、50万円くらいの作品が多かったですね。
全部売ったら50万×50・・・アートはちょっとすごいなあと思ってしまいました。

もしこの記事が参考になりましたら、よろしければポチっとな☆してくださると励みになります↓

<<機動戦士ガンダム00 第15話 「折れた翼」 | ホームへ | 「写真初期・乾板からフィルムへ小型カメラ時代が始まった」、「日・欧巡礼の道」、「四季の彩り」>>
コメント
【】
しのぶんさん、こんにちは!
TBのお返しが遅くなって失礼しました><
この展覧会、美術館ものにひけをとらない、豪華ラインナップでしたね~。
私も図録は極力買わない主義なのですが、名前を覚えるために1冊買うって、大事かもです。
私も、うーんと好きな画家しか名前を覚えていなくて…^^;
あと、みなさん、風雅な名前をおつけになってるから、読み方がわからないと記憶に残らないし…(恥)
【2008/02/08 14:21】 | はな #- | [edit]
【はなさま】
はなさん、こんばんは!
コメントのお返事遅くなってしまってこちらこそ失礼しました(汗)

そうなんですよね、最近はなかなか固有名詞を覚えられないということもあり、新しい作者などを把握するためにも図録がほしいという感です。

しかし、図録は読みがいがありすぎて、きちんと全てに目を通してるかというとそうでもなかったり(^^;)

日本画家の名前は特に難しい気がしますね~(^^;)一門で同じ字を使っていたりするのでややこしいし・・。
【2008/02/09 21:28】 | しのぶん #VWFaYlLU | [edit]
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobun.blog26.fc2.com/tb.php/841-3cd47dbf
  • 「近代日本画 美の系譜」展【弐代目・青い日記帳 】
    大丸ミュージアム・東京で開催中の 「水野美術館コレクションの名品より 近代日本画 美の系譜~横山大観から高山辰雄まで~」展に行って来ました。 「ベル・エポックの輝き-魅惑の宝飾からガラス工芸まで-」展に続き大丸東京店オープン記念第二弾となる展覧会
【2008/02/07 19:05】
  • 近代日本画美の系譜【はなことば】
    この日の美術めぐりの最後は新装オープンした大丸東京の10階、大丸ミュージアム東京で開催されていた「水野美術館コレクションの名品より 近代日本画美の系譜 ―横山大観から高山辰雄まで―」でした(会期:1月10日から28日まで)。これより前に見た3つの美術館で時間オー...
【2008/02/08 14:16】
| ホームへ |
カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

月別アーカイブ

全記事(数)表示

全タイトルを表示

漢検準1級対策 おすすめ本

「1ヶ月で準1級に合格しちゃおう」
計画
で使った本計画は無事成功しました(^^)2006/3/9追記
※使った感想は「カテゴリー」の「資格取得-漢検」の記事をご参照ください


【管理人のおすすめ順↓】
■第1位■
漢字検定準1級頻出度順問題集⇒使った感想
■第2位■
漢字検定準1級学習ノート⇒使った感想
■第3位■
漢検 四字熟語辞典⇒使った感想
■第4位■
漢字能力検定 出た順漢検ランキング 出題頻度順・完全トレーニング準1級〈2007年度版〉⇒使った感想
■第5位■
漢字検定 1級・準1級⇒使った感想

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

人気blogランキングへ

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。