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プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代

2007.07.24(23:56)
今日は久しぶりに晴れて気持ちが良かったですね。

冷静に見て、無駄に記事が長いYO!と反省したのでフレッシュなうちに短め感想でGO!

「プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代」Bunkamura ザ・ミュージアム


日曜で展示が終わってしまったのですが、週末ぎりぎりに観てきました。

ぐるっとパスが使えないBunkamuraザ・ミュージアムですが、実は格安チケットを500円購入できたので(多分会期ぎりぎりだったからこの値段だったと思われマス)ラッキーでした♪
■第1章 ブリューゲルの遺産

プラハ(=チェコ)なのに、何故フランドル(=ベルギー)絵画?という疑問が頭をよぎりますが、これは、実はフランドル地方がハプスブルグ家の支配領域だったため。

ハプスブルグ家の神聖ローマ帝国の本拠地プラハに絵画のコレクションが集まっているというわけデス。

ピーテル・ブリューゲル(父)(子)、ヤン・ブリューゲル(父)(子)、は有名ですが、今回、彼らだけではなくてブリューゲル一族がたくさんいたことを知りました。
ただでさえ名前一緒でややこしいのに(笑)

「東方三博士の礼拝」ピーテル・ブリューゲル(子)

どうみてもフランドル地方の冬景色の中に(笑)、画面の左端に隠れるように抱かれたキリストとマリアの腕だけが見えていてチラリズムもいいといころだという感じ。
この主題の絵としては他にみない、面白い描き方です。
普通に農村の風俗画に見えるところが、ブリューゲルっぽい。
遠くに軍隊が見えるのが象徴的。

「バベルの塔」フランドル派の画家
ピーテル・ブリューゲル(父)の有名な絵のほかにも、この主題はフランドルではポピュラーだったとのこと。
2点透視の構図が印象的です。
塔のふもとにたくさんの窯が見えますが、これでレンガを焼いているのでしょうか。

「緑のフランドルの村」ピーテル・ブリューゲル(子)
オートミールを食べる人たちが、ひとつの大きな鍋から直接スプーンで食べていてちょっとびっくり。豪快。

「鳥罠のある冬景色」もありましたが、おそらくピーテル・ヘイセルス(ブリューゲル一族)の作とのこと。
この作品、たくさんあるのでややこしい・・・・。

オリジナルはベルギー美術館にあるのですが、去年見た(これも書こうと思ってまだレビューしてなかった・・・泣)ベルギー国立美術館展」に展示されていたもの(ただし、これもオリジナルではなかったような?と思って調べたら、西美が購入したピーテル・ブリューゲル(子)による複製でした)よりもやや小さいような気がします。

これ最近友人の○○と観た展覧会だったよね・・・と思って記憶を頼りに探したら去年だったとは・・・書くのが追いつかないデス!!!(^^;)


「夏景色」おそらくピーテル・ヘイセルス
河にうかんだ船に荷を積み込む人々。全体が緑っぽい色の中で彼らのフランドル風衣装の赤が点々とアクセントをつけてるのが目をひきます。

うわ、また長くなった!

■第2章 ルーベンスの世界-神々と英雄

フランドルは英語だとフランダース。
「フランダースの犬」のネロ少年がルーベンスの絵に憧れることを思い出すことができますね。

「若いバッコス」シャルル・ウォティエ

もっちりした感じではあるものの、珍しい若いバッコス像。顔はふっくらしていてすぐに太ってしまいそうな雰囲気が(^^)
酔っ払っているのか、顔も珍しくアンニュイな雰囲気です。

■第3章 ルーベンスの世界-キリスト教

「聖アウグスティヌス」ルーベンス
海辺で裸のかわいらしい子供に手を差し伸べる老人のアウグスティヌスの愛情にあふれる雰囲気が伝わってきます。子供が頭上の天使よりも愛らしい。

「聖家族」リント
カメラ目線で象徴としてブドウをつまんで見せるマリア、キリストを一生懸命見つめる老人ヨセフ、マリアに支えられて立ち、上空を見ているキリストで、なんとなく不思議な距離のある家族ゲーム的空間がそこに。それぞれがバラバラで、家族の絵という感じではなくキリスト教をモチーフにした、あくまで象徴的な宗教画という感じがしました。
キレイですが、ちょっとよそよそしいです。

「聖母と眠る幼子キリスト」ブックホルスト」

こちらは上の絵とは対照的に、普通の愛情あふれる親子の情景を描いているように感じました。
ラフな髪型で乳を出して吸わせているマリアと、飲んで満足したのか寝入ってしまったキリストの絵です。

■第4章 肖像画
オラニエ公ウィレム2世の子供のころの肖像がかわいらしい。

あと、やっぱりハプスブルグ家の人の顔はすぐにわかりますね。


■第5章 花と静物

「磁器の花瓶に生けた花」ヤン・ブリューゲル(子)帰属
ポスターにもなっているこの絵ですが、花びらの表現が素晴らしいです。
黒の背景に鮮やかに浮かび上がってハっとしますね。
近づいてよく観ると、かなり細い筆で書き込みをしていることがわかります。
右下のピンクのバラの花びらのかさなった様子の表現に特に顕著です。
面相筆のようなもので細かく細かく描いてます。
虫も細い線で描いていてすごいです。

■「ガラスの花瓶に生けた花」ダニエル・ヘーセルス

ガラスの表現が、「このささっと刷いた白のハイライトでガラスになるのね!」という感じでほほうと思いました。
黒い背景に、みずみずしい花が本当に美しい。

■「猿のいる静物」フランス・スネイデルス

食卓にもられた海老、イノシシの頭、果物を猿が散らかしてるのは愚かさの象徴?と思いました。あとで解説を読んだらやはりそういうことのようです。
アーティチョークがたくさん。

「果物に囲まれた子供の肖像」エラスムス・クエリヌス(子)
男の子の手にいる鳥は暗すぎてよく見えませんでしたが、プルーンやとうもろこしなど美味しそうな実が一杯で、カタツムリや蝶など色々探すのが楽しい絵。

フランス・スネイデルスの狩猟画もそうですが、禽獣の死体を絵に静物として描くヨーロッパの伝統に文化の違いを感じます(^^;)

■「海の幸とネプトゥヌス(水の寓意)」エラスムス・クエリヌス

なんか・・・すごく魚くさそうなんですが(苦笑)
グロテスクな魚を抱えたり、その上で戯れる天使たちは食べ物であそんじゃいけません☆しかし、かなりたくさんの種類の魚介が見られてじっくり観ると楽しいです。
八目ウナギがいてちょっとコワかったです。

■「鳥のいる風景Ⅰ」ヨハン・ルドルフ・ビース

鳥がいっぱいいて、それぞれおしゃべりしているような感じの配置でした。
ふくろうに、小さい鳥たちが「弱いものいじめしないでよ」と文句を言ってるように見えます。

画家の工房、彫刻家の工房はそれぞれ細部の小物が面白い。

美術陳列室の絵は、ウェヌスもクピドもそこにある作品に無関心なのが笑えます。
ウェヌスは鏡の中の自分に夢中だし(^^)
そのせいか後ろの棚の石膏像は皆少し情けない顔をしています(笑)
猿がメガネをかけて絵を見てるなど、皮肉が利いていてニヤリとさせられる作品。

■第6章 日々の営み

「農民の家族の祝宴」ダーフィット・レイカールト(孫)
左側に明らかにセクハラしている親父がいます(苦笑)

「歯抜き屋(にせ医者)」ロンバウツ
にせなのか!!(笑)

歯を抜かれる男が痛そうにしているのを皆がなんとなく楽しそうに眺めています。
いすに縛られてますが、自由な左手で痛みを訴えている様子が、大変そうなのですが笑いを誘います。いろんな器具がいっぱい。
しのぶんは実は歯医者さんが好きで、歯医者の道具も大好きで一生懸命並んでいるものをみてしまいがちなので、気になりました(^^)

アントワープの大聖堂の絵では、複数ある説教壇のひとつが使われていて、こういう風に説教を行うのか~、とちょっと新鮮でした。


すみません、短くしようとしたのですが・・・これが限界でした(^^;)

よろしければポチっとな★してくださると嬉しいです(*^^*) ↓


[7/31追記]
※Takさんのブログでもう一度観たい展覧会のコメント募集をされています。
ぜひともコレ!というものがおありの方は、今すぐコメントしにレッツゴー!
<<美術検定の問題集 | ホームへ | 液体石けんのススメ>>
コメント
【】
しのぶんさん、こんばんは~!
ご来訪ありがとうございました♪
いろんな種類の絵を見ることが出来たし、どれも味があって、なんていうかこの時代の人たちの考えてることが垣間見えるようなそんな気分にさせてくれたので、私にとってはかなり満足度の高い展示でした!
《若いバッコス》好きでした。バッコス(バッカス)は陽気なおっさんて感じのをよく見ますが、これはかっこよかったですよね☆
若さ溢れる美しさって感じでした!
【2007/07/25 20:01】 | はな #- | [edit]
【はなさま】
はなさん、こんばんは☆

>いろんな種類の絵を見ることが出来たし、どれも味があって、なんていうかこの時代の人たちの考えてることが垣間見えるようなそんな気分にさせてくれたので、私にとってはかなり満足度の高い展示でした!

風俗画が多かったので、よく見てみると色々と当時の情報がよみとれて面白いですよね。それにしてもブリューゲル一族、多すぎです(^^;)
そんなことも知ることができたのでよかったです☆

>《若いバッコス》好きでした。バッコス(バッカス)は陽気なおっさんて感じのをよく見ますが、これはかっこよかったですよね☆

まだ赤ら顔のおっさんになる前の、ぴちぴちな彼を見ることが出来ましたね♪
カタログの解説を読んだら、どうやら作者がモデルだろう、と描かれていましたが、どうなんでしょうか?
【2007/07/25 21:29】 | しのぶん #VWFaYlLU | [edit]
【】
こんばんわ~。お久しぶりです!
ああああ!この美術展行こうと思ってたのに、もう会期終了しちゃいましたか!やっぱり、きちっと会期はチェックしとかないとダメですね・・・orz。

大学時代、ここら辺を専攻しておりまして・・・。(ブリューゲル専攻ではなくそれより、それより以前のネーデルラント絵画)

「(にせ医者)」の主題は、ネーデルランドの諺や暗喩からとられていまして
他の画家でも描かれてたりします~。
バリエーションがあって、頭とか、喉とかを治す「にせ医者」の絵があります~笑。
【2007/07/25 22:00】 | Radiotom #- | [edit]
【Radiotomさま】
わーい、Radiotomさん、こんばんは☆お久しぶりです~&コメントありがとうございます♪

>ああああ!この美術展行こうと思ってたのに、もう会期終了しちゃいましたか!やっぱり、きちっと会期はチェックしとかないとダメですね・・・orz。

私も危ないところでした~(^^;)
油断していると終了してしまうことって多いですよね(><)
今年に入ってからも見逃した展覧会がたくさんあって・・・そういう時は行かれた皆さんの感想を読んで心なぐさめる私デス。

>大学時代、ここら辺を専攻しておりまして・・・。(ブリューゲル専攻ではなくそれより、それより以前のネーデルラント絵画)


おお!そうだったのですかっ!美術史も興味があったので(すが、結局違う専攻を選んだのでした(^^;))今でも憧れがありますね~。
ネーデルラント絵画ですか。ヤン・ファン・エイクあたりでしょうか?
まさにこの展覧会をご覧になったら、きっと私よりも色々気がついて面白く感じられたのだろうな~と思います。

>「(にせ医者)」の主題は、ネーデルランドの諺や暗喩からとられていまして
>他の画家でも描かれてたりします~。
>バリエーションがあって、頭とか、喉とかを治す「にせ医者」の絵があります~笑。

有名な画題なのですね!
今後も色々なバリエーションを見てみたいです。
他にも苦しそうな患者と楽しそうなギャラリーが描かれたりしてるのでしょうか笑

ちょと仕事で疲れてたので、アートのお話ができて嬉しかったです♪
【2007/07/25 23:26】 | しのぶん #VWFaYlLU | [edit]
【帰宅しました。】
こんにちは。
留守中もコメントありがとうございました。

この展覧会あっという間に
終わってしまった感じします。
すでに次の展覧会が始まっているのですね。
浦島太郎状態です。
【2007/07/31 10:40】 | Tak #JalddpaA | [edit]
【Takさま】
Takさん、こんばんは&お帰りなさいませ!!
出張中とのことでしたので、コチラの記事はTBだけで失礼させていただきました(ホントは投稿に失敗して一回消えてしまったんですが(^^;))

>この展覧会あっという間に
終わってしまった感じします。

そうなんですよね、私はギリギリ間に合った!というヨロコビで楽しく観てしまいました~。
ルドン、ベネチアと続々と展示があるようで、お得な通しチケットも発売(4つの展覧会で2800円)して買おうかと思ったのですが、カタログとあわせるとかなりの現金が出てゆくので断念しました・・・。

【2007/07/31 23:24】 | しのぶん #VWFaYlLU | [edit]
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  • プラハ国立美術館展【はなことば】
    渋谷のbunkamuraに行って「プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代」を見てきました。プラハ国立美術館のフランドル絵画のコレクション展です。 “ブリューゲル”っていうのは1人の人のことではなくてピーテル・ブリューゲル(父)からはじまる芸術家一家のこ
【2007/07/25 20:03】
  • 「プラハ国立美術館展」【弐代目・青い日記帳 】
    Bunkamura ザ・ミュージアムで開催中の「プラハ国立美術館展 ルーベンスとブリューゲルの時代」に行って来ました。店名と看板だけが立派で美味しくない洋食屋さん。(羊頭狗肉とまでは言いませんが、それに近い)チェコの首都プラハ。プラハ城にカレル橋一度は訪れてみたい
【2007/07/31 10:39】
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