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スー・グラフトン キンジー・ミルホーンシリーズ

2007.07.20(17:06)
[7/22に書きました]
サラ・パレツキーの「V・I・ウォーショー」スキーシリーズとともに、女探偵ものの定番となった感のあるスー・グラフトンの「キンジー・ミルホーン」シリーズは「アリバイのA」から始まってアルファベット順に刊行され、早「R」まで日本語版は出版済みです。

パレツキーの方は実は未読ですが、キンジーのシリーズはほぼリアルタイムで追いかけているしのぶんです。

が、この数年は多忙に紛れて忘れていて、ふと実家に行ったら「ロマンスのR」まで置いてあったので、「O」~「R」までを借りて帰ってきました。

グラフトンの秘密、みたいな感じのグラフトン研究書「グラフトンのG」も持っていたのですが、現在実家にあるか自分の本棚にあるか行方不明なので、最初の頃のシリーズなどの説明が上手くできないのですが、とりあえず、一気読みしたので簡単に感想を。
アリバイのA
アリバイのA
posted with amazlet on 07.07.22
スー グラフトン 瑳峨 静江 スー・グラフトン
早川書房 (1987/03)
売り上げランキング: 148425
おすすめ度の平均: 4.5
5 ミルホーン or ヴォーショスキー?
4 女私立探偵の生態
4 原文でも読みやすい


キンジーはカリフォルニアのサンタ・テレサで個人で探偵事務所を開いている女探偵で、もと警官、2度の離婚歴のあるおしゃれと食べ物には無頓着で嘘をついたり、鍵を開けて忍び込んだりの犯罪ぎりぎりな捜査が得意なキャラです。

彼女のプロフィールについては、毎回、「報告書」という体裁でつづられているこのシリーズの冒頭に自己紹介の形で載っています。

ただし、P以降はこの形式ではなくなりました。

サンタ・テレサは架空の街ですが、サンタ・バーバラという実在の街がモデルです。
また、サンタ・テレサはロス・マクドナルドのリュー・アーチャーものでも登場しますが、サンタ・バーバラにロス・マクドナルドが住んでいたからということらしいです。

話はそれますが、実はチャンドラーの饒舌なフィリップ・マーロウよりも、私は寡黙で皮肉屋のリュー・アーチャーの方が好きだったり(^^)

話を戻します。

キンジーのシリーズはアリバイのAは処女作ということもあるのか勢いが良くてかなり引き込まれ、ついついシリーズを読んでいたのですが、途中からはキンジーの過去が明らかになるという面白さはあるとはいえ、やや中だるみな感が否めない状態です。

特に、大抵死にそうな目にあって最後は犯人がほにゃらら(ネタバレにつき伏せます)で終わるパターンが続いたり、ハードボイルドに見えつつも意外と女っぽいというか、すっきりしない恋愛があったりしてイラっとするというか。

基本的に、キンジーは男の趣味が悪いと思う(笑)
60年代のドラッグの世代のせいか、わりと安直なところもあるし(^^;)

そして、食事の趣味も悪いと思う(笑)

わざとなんでしょうが、キンジーの生活は色々と西海岸のアメリカ人のカリカチュアになってるところがあります。

マクドナルドのハンバーガーがご馳走で、身体に悪そうなマズそうなものばっかり食べてるわりには、免罪符である毎朝のジョギングはかかさないというあたり、たまに読んでて
「うわあ・・・西海岸に生まれなくてよかった」
とか思うことがありマス。<偏見?

清潔好き、と言う割には靴下一週間はき続けててくさい、とか平気で書いてあって軽くひく(苦笑)。
平均のアメリカ人はどんだけ不潔なんだと。

まあ、こまめに掃除をしているのは確かですが、たまに文化の違いをまざまざと見たり。

特に、キンジーの場合は食事に無頓着で、近所のハンガリー料理を食べるか、こってり系のファストフードを食べるか、たまにどこかのいい場所で美味しいシャルドネ(これだけが救い)を飲むか、以外では、
オリジナルの「ピクルス+ピーナッツバターのサンドイッチ」を作って食べるという惨憺たる有様です。

このオリジナルなサンドイッチは他のキャラにも眉をひそめられるくらいの代物なので、偏食が一種のキャラ立てに使われているという感じでしょうか。
でもちょっとキモチワルイ・・・・。

誰か勇気のある方、試してみてください(^^;)

携帯のない80年代を想定していることもあるのか、スローフードという概念はどこにも見当たりません(笑)

出てくる人物の様子(身なり、口調、住居、職業など)がアメリカ社会の雰囲気をよく伝えているのが、読んでいて面白いです。

全体的に、男女の雰囲気だとか、食べ物だとか、野性的というか結構ダイレクトで「アメリカ(西海岸)っぽ~い」という雰囲気満載なので、そのへんで好き嫌いが別れるかもしれませんが、
こういうがさつな感じの女探偵というのは日本ではなかなか描かれることがないだろうなと思います。

自分で「天性のうそつき」といっているキンジーが、頭を使って情報を上手く聞き出したりするところなどは、読んでて楽しい部分ですね。

では、一気読みした各巻の感想を。

アウトローのO
アウトローのO
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スー・グラフトン 嵯峨 静江
早川書房 (2004/04/23)
売り上げランキング: 60961


これ、借りてきたのですが、最後まで読んだら前に読んでたことに気がつきました(笑)キンジーの最初の夫が出てきて、1度目の結婚生活の詳細が明らかになります。

それとともに、父母をなくして叔母と暮らしていたキンジー自身のルーツもさらにわかるという。

全体的にちょっと暗い感じの一冊ですが、キンジーファンはこれを読むべきでしょうね。

危険のP
危険のP
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スー グラフトン Sue Grafton 嵯峨 静江
早川書房 (2001/08)
売り上げランキング: 62916
おすすめ度の平均: 5.0
5 ユーモア溢れる大人のミステリー


最後の最後で「えっ!?」と驚く人間関係があります。
最初はさらっと読み飛ばしてしまい、気がつきませんでしたが、よく考えるとそういうことか、というラスト。

ラストシーンが静かで、ハリウッドもののような他の作品とは一味違う様相。

しかし、出てくるイヤな感じの女性の描写はいつもながら上手いですなあ。
キンジー、男を見る目が相変わらず無い感じ(苦笑)

獲物のQ ハヤカワノヴェルズ
スー・グラフトン 嵯峨 静江
早川書房 (2003/08/28)
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おすすめ度の平均: 4.0
4 現実のジェーン・ドゥ、18年目の解決なるか

先ほど中だるみと書きましたが、「獲物のQ」からまた面白くなりはじめました!

身体を壊しかけのなじみのおっさん刑事2人と、18年前のジェーン・ドウ(身元不明死体)事件の解明を始めるという異色の作品。

相変わらず身体に悪いもんばっかり食べてます。

ロージーの店のハンガリー料理で、内蔵などが出てくるのを気味悪がって、こっそり捨てたりしてますが、マクドナルドより美味しいと思いますが。

内蔵料理の美味しさを知らないんだな・・・と、西海岸のアメリカ人の食生活の貧しさが出まくりで違和感が。

地道な捜査、という過程とキンジーの個性によるハプニングが上手く絡んでいて、個人的には久々に面白かった、という感じがしました。


実際に起こったジェーン・ドウ事件をヒントにしたということもあり、巻末にはその復元顔写真が資料で載っています。

「獲物」はQuarryなんですね。


ロマンスのR
ロマンスのR
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スー・グラフトン 嵯峨 静江
早川書房 (2005/06/23)
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引き続き、前作とは違った形で楽しめた1冊。
キンジーや、ヘンリーや、その他のロマンスがそれぞれに平行して進行。

ただし、邦訳は「ロマンス」ですが、原題は「Ricochet」のRで「[名](石などの)水切り, (弾丸などの)跳ね返り, 跳弾(の音)」です。
確かにこれは訳しにくそうだ。

わりと人間関係がいい意味でホームドラマっぽい感じで描かれていて、ほっとします。

キンジーの恋の行方が気になる人はかなり楽しめると思います。
彼女は割と女っぽいヒトだという印象が強まりました(^^)


アルファベットシリーズなので、よくオットの人と次の題名はこれじゃない?とか適当な予想をして遊んだりしています。

最終巻に関しては、ZOOしかとりあえず浮かばない我々は「動物園のZ」だよね?と勝手に予測してます(笑)

興味のある方は是非。

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