ベルばらアニメ・・・すごいデスYO!
ちょ!!おとなしく勉強しようと思ったら久しぶりに見たMXTVの「ベルサイユのばら」がとんでもない状態だったので、思わずこの興奮を誰かに伝えたいという気持ちになってしまいましたYO!
「青いレモン」って有名な回だったんですね・・・(^^;
いや~改めてみるとアニメのベルばらってこんな感じなんだっけ?と色々気になる点がそれがもう山のようにあるわけなんですが。
かいつまんで今回のストーリーを説明すると。
アンドレが左目を失って、残った右目もなにやらかすんだりして見えなくなりそうな悪寒。
そしてオスカルさまはフェルゼンに以前の舞踏会の女装がばれて決別。
近衛隊長を辞任。
そそそそそしてビーストなアンドレにちゅーされてベッドに押し倒されて服ビリビリ!!という例の衝撃シーン。
というオットの人が自分の部屋にいっててくれてよかったYO!という内容でした(^^)
色々つっこみどころがあるんだけど、順番は前後しつつ気がついたところをあげてみますよ。
アンドレがこけるシーンとか、オスカルさまがアンドレの横っちょを馬でかけぬけるシーンとか、アンドレにビンタするシ-ンとか、やたらとジャッキー・チェンの映画のスタントシーンみたいに3回角度を変えて繰り返すという演出が多用(しかも劇画化)されてて、しつこくてちょっと受けた。
特にアンドレビンタシーンはNGシーンとか、いにしえのドッキリみたいな感じ(ってわかるのか?)で「この爆笑シーンをもう一度!!」という字幕が出そうな勢いでした。
気になるのはアンドレが目が見えなくなることを自分でもよく把握していて、ひとりものすごくウジウジしているところかな~。
「オスカル!!助けてくれ!」と言っちゃったり。
見えなくなって不安になり、思わずオスカルさまの名前を呼んでおいて「なんだ?」と戻ったオスカルさまに「空耳だYO!」とかすっとぼけたりして「オマイ一体何をどうしたいんだYO!」とイライラします。
なんかコミュニケーション不全が目立つ人たちですなあ。
王太子が病気で、苦悩するアントワネット。
そしてそれを心配して話すオスカルさまに何のリアクションもせず、いきなり「剣の相手をしてくれ」と唐突に話を切りだすアンドレは会話術をもう少し磨けと言いたい。
会話はキャッチボールなの!!
フェルゼンと二人で話していて女装発覚!で飛び出すオスカルさま。
そして追いかけてきたフェルゼンと恋愛談義。
オスカル説「愛には2つある。喜びの(5/25訂正)
フェルゼン説「愛はひとつだけ、苦しい愛だけだ」
ややフェルゼン説の方が悲観的です。
そして二人ともどっからそんなに出てくるの?!というくらい涙ダバダバ流してお別れ。ドライアイなしのぶんには羨ましい限り。
あのさ・・・なんでここでお別れしなくちゃいけないのか原作読んでてもよくわからないしのぶんは、なんか欠けてますか?
別にいいじゃん、友達なんだしさ~。なんかしたわけでもないのになあ。
ま、そこはいいや。
で、驚くのが、戻った部屋が何故にあんなにひどい有様になっていたか、ってことですよ。
グラスが割れてるのはいいとして、椅子やテーブルがひっくり返って一体なんの騒ぎが?!という感じで荒れ果ててビックリですよ。
フェルゼンとオスカルさまの雰囲気と目が見えないのにショックを受けて思わず馬で駆け出すアンドレ。危ないYO!
そして酒場で一人飲んだくれてたところに、衛兵隊たちとの出会い。
おお、アニメではここでアランと出会うわけね。
でも、俺たち流の憂さ晴らし☆とか言って飲んで騒いで歌って・・・まではいいけどケンカはダメだろう。どうみても店破壊されまくり。
そして店の人間が全然出てこないんですが、後ろの方で避難でもしてるんでしょうか?
とりあえず毎回大損害DA・YO・NE?!
あと、憂さ晴らすために歌ってるわりには歌がマイナーコードでイマイチ爽快さにかけるような(苦笑)長調でいこうよ!
オスカルさまが荒れ果てた部屋を片付け始めたところに「手伝おうか」というアンドレですが、あんたの仕事じゃないのか?!主人が片付け始める前に片付けとけYO!
そして、自分でやる、というオスカルさまを残して仕事をせずに立ち去る下僕アンドレ。最近アンドレって仕事してないんじゃ・・・とか思う描写が多いですよ。
あと、近衛隊長をやめるのは女であることを捨てて男としてより過酷な任務で頑張りたいというオスカルさま、やたらと「女を捨てる」ことを強調してますが、これが言葉のサブリミナル効果をひきおこし、「処女を捨てる」ことを連想してしまったアンドレが興奮しちゃったんじゃないかと。
原作ではもうちょっと社会的な理由(国民の生活苦などを見て社会について色々考えるオスカル様が自分が特権階級にいることについて疑問を持つなど)が含まれていたのに、なんか全部失恋ショック⇒男として生きる!というなんかちょっとスケールが小さいものに変わってしまってるんですよね。
愛とか言いすぎ!
原作でも愛については色々考えたりジェンダーについて考えたりもしてますが、オスカル様はフランスの国情についてもうちょっとマジメに考えてたのに、アニメではすっとばされてるなあ・・・・。
恋するとちょとあたま悪くなるヨネ☆ということにしか見えなかったり。
[5/25追記]オスカルさまが弾いている曲を知りたいととあるサイトさまに書かれていたのですが連絡方法が不明だったので、とりあえずここにひっそり書いてみると、
バッハのインベンションですね。
この回に弾いてたのは6番。長調なのでしのぶんも気に入ってよく弾いてたり(そして間違えたり)しマス。オスカル様は指定の♪=144くらいできちんと早く弾いてると思います。気になる方は楽譜はコレ(全音版ですが、これで十分かと)ですYO!↓
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うぅ~ん
一生インヴェンション
ビーストアンドレの「お前は女なんだ!」という原作の直接的な台詞は
「バラはバラだ。ライラックにはなれない」という婉曲表現に変わってましたね。
でもやることは一緒(笑)
思わず原作の「ビリビリー!」「(オスカル様の涙が)つつ~」「はらり(反省したアンドレが服を落とす音」という擬音を思い浮かべながら見入ってしまいました。
「神にかけてもう二度とこんなことはしない」
「愛してしまった・・どうしようもなく」
とかそれはもう!!!!な台詞が怒涛のように。
そして興奮したまま続く!!という・・・。
いや~・・・すごかったデス。
でも、なんで青いレモンなの?!こう、なんか性のめばえ的なあまずっぱい雰囲気を言いたいのでしょうか?
[5/25追記]ちまさんの情報によると、昔幼馴染の恋愛をテーマにしたそういう名前のフォークソングがあるそうです。
⇒調べてみたらデューク・エイセスの「おさななじみ」らしいです。
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ベルばらは毎回レビューするつもりはないのですが、今回はあまりにもすごかったのでとりあえず書きなぐっちゃいました。
どうでもいいけど、エンディング曲の「苦しめば苦しむほど愛は、愛は深まる~♪」てどうしてもM志向の人のプレイについての本音トークに聞こえて仕方が無い今日この頃デス。
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何度読んでも・・・
色褪せない感動
それはそうと、先日渋谷のロフトでこんなのを見つけました!
なんかコーナーが出来ていて、昔のコミックスが展示されつつ、主題歌がエンドレスで流れていてびっくりしました。
ベルばらのマスカラ↓