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「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~」 

2012.08.09(02:18)
[8/11深夜にUPしました]
かなり前に見たのですが、なかなか感想UP出来ていないうちに夏が来てしまいました。

会期中に間に合うように一言感想です。


■「ベルリン国立美術館展 ~学べるヨーロッパ美術の400年~」 国立西洋美術館

※6/13~9/17 開催中
10月からは九州で開催されます。

公式ページ


■美術館 混雑状況

ポスターにもなっている、日本初公開のフェルメールの「真珠の首飾りの少女」があるという、ただその一点だけでも十分に混雑が予想される展覧会。

一番空いているであろう平日金曜夕方~夜間を狙って、中途半端な時間からの午後休を取ることにして、同様に休暇をもぎ取った友人と一緒に観に行きました。

結果、大正解!

休日に観に行った人たちは皆「混んでいた」と話していたのですが、わりとストレスなく見ることができました。

だって、フェルメールの絵ってサイズが小さいんですもの!

そして、保存状態の考慮してか、大抵照明は暗め。



上記の理由で、フェルメール作品はある程度近寄って見ることが出来ないと、辛いものがあります(><)

他の国でもたまたまフェルメール展が開催されてるところに出くわしたことがありますが、日本ほどではなくてもやっぱり混むんですよね。
フェルメールったら、世界中で人気。

「流れ作業のようにチラ見」というひどさにはならないのが救いですが、それでもある程度近寄って見るのにタイミングを計らないといけない程度なので、バロック絵画を鑑賞するよりも緊張感があります。

夏休みなので混雑しているかとは思いますが、平日の夜間は少しは見やすいと思いますので、これから出かけられる方はそのあたりを狙うといいかと思います。


美術展は「『日曜美術館』に取り上げられる前」「平日夜間」に行くと鑑賞しやすいですよ!

精神的滋養のために出かけるのに、ストレスためるようでは本末転倒なので、出来るだけ静かに集中できるような時間帯に出かけるようにしています。

似た行動パターンの人が多く来る時間帯のせいか、快適に楽しめることが多いです。


・・・前置きだけなのに、やっぱり長くなってしまう・・・。


■美術展 感想

【全体】

一言でいうと、「学べるヨーロッパ美術の400年」というサブタイトルにも現れている通り、代表的な「これぞヨーロッパ美術!」というようなオーソドックスな作品がバランスよく展示されている感じでした。

奇をてらったものはないですが、退屈というわけではなく、そこここに「おお?!」と思うような作品が配置されていました。

デートにもいいんじゃないでしょうか。<必ずデート判定がついてくるのが、拙ブログクオリティ

ただし、カポーははしゃぎすぎないようにネ!
あと、特に男は知ったかぶりすると厳しいのでわかんなかったら黙っとけ。
見終わったあと喫茶展で感想を語り合うがいいよ。
(美術館デート必勝法)


【第1章】15世紀:宗教と日常生活

キリスト教の信仰にからんだ作品がメイン。

この頃は栄養状態があまりよくなかったのか、はたまた単に素朴な作風だったからなのか人物が頭でっかちなプロポーションの像が多いです。

友人の予想では「やっぱりこの頃はまだドイツあたりでもジャガイモが食べられてなくて体格が貧弱だったからじゃないのか」とのことでしたが、どうでしょうか。

もともとイタリアやフランスあたりは、そんなに背は大きくないのですが、確かに今は背が高い人の多いベルギーやドイツで作られたものもずんぐりむっくり系でした。

ドイツでじゃがいもが栽培されるようになったのは17C、本格的に普及したのは19Cです。それまでは食糧難だったので、確かに体格はよくなかったかもしれませんね。


色々な聖母子像がありますが、意外と東洋的な顔立ちのものも多かったです。

キリストがあまりかわいくないものもありますが、マリアさまはどれも気合が入っているように思いました。

竜を退治するというテーマで「聖ゲオルギウス」がたびたび作品に登場しています。
鎧姿がかっこいい。

竜退治では他に「ミカエル」も登場し、どちらも甲冑をつけているため、いつも一瞬どっちかなと思うのですが、「羽がついてる方が大天使ミカエル」と見分けるようにしています。

ミカエルの場合の竜は悪魔の象徴なので、実際には人型の悪魔をふんづけて退治してる図も多いです。ルシファーを退治してるラファエロの絵が有名ですね。
(管理人はミカエル萌えなので、ミカエルについて語らせたら長くなります)

ゲオルギウスは聖人なので、羽はないマント姿のイケメンで、馬に乗ってることが多いです。

リーメンシュナイダーの「龍を退治する馬上の聖ゲオルギウス」
一部修復部分がありましたが、他もそうですが木彫は、やはり虫食いなどがありますね。
よくぞ残っていたというか。

素朴な作品は、なんとなく小さい仏像を思い起こさせる雰囲気です。
松岡美術館にあるような、ガンダーラの小さい壁画彫刻にもちょっと似てる。


3人の聖女が描かれている絵では、聖ルチアが目玉を持ってないバージョン。

「聖クリスピニアヌス」はブーツを作っている像で、後ろ側にまわるとちゃんと靴がある。靴作りをした聖人だとのことです。しらんかった。なかなか美しい像です。


【第2章】15-16世紀:魅惑の肖像画

メモを取らず、図録も購入してないので、かなり記憶があいまいですが、

「普段のイメージとかけはなれて、ものすごくワイルドな聖人の絵」があったという印象が。

友人も同じことを言っていたので、インパクト強かったのですが、これは多分「ノールドウェイクの聖ヒエロムニス」だと思います。

時代考証無視な格好をしてたという覚えがあるのですが、「ノールドウェイクの」とある通り、どうやら当時のオランダの人をモデルに描いているようです。

クラーナハ(父)の工房作の「マルティン・ルターの肖像」ののっぺりした質感って、ちょっとだけレオナール・フジタっぽい。
他の肖像も見る限り、ルターは多分メタボだと思う。




【第3章】16世紀:マニエリスムの身体

掌におさまるような小さ目のブロンズ像がたくさんケースに展示されていて、これらが意外と面白かったです。

「これ・・・要は昔のフィギュアだよね」と思いました。

特に、女性のなんかちょっとエチーなポーズのやつとか、もう完全にそういう用途だと思います。

逆立ちする青年、モデルたいへんだったろうなあ。

ケースの中のものは、ちょっと笑えるようなものも多かったです。



怖いのが「ガイア、もしくは人喰いの擬人像」です。
しなびたおっぱいの人食い婆の像は、一瞬ぎょっとします。背骨とかアバラの浮き方とかがすごい。


「おっさん受け」という新ジャンルの皆さん(もはや王道になってるかも?)に好評そうなのが「ふたりの海賊」です。
屈強なやや柄の悪い海賊が、後ろ手に縛られてる(たしか紐とかはなかったと思う)あやしげなポーズをとっています。


ルーカス・クラーナハ(父)の「ルクレティア」、切れ長の目や、小ぶりの胸など東洋的なスタイルの独特の魅力がありますが、「これ誰かに似てるなあ」と思ったら「リーガル・ハイ」最後の方に出てきた女優の「田畑智子」さんでした!
20120809b3.jpg

まあ、管理人の顔の識別能力はあまりない(顔の見分けがつかない方)ので、賛同が得られるかどうかは微妙ですが(^^;)



【第4章】17世紀:絵画の黄金時代

テンペラのようなまったり平坦で静かな宗教画と比べると、ベラスケス「3人の音楽家」はややラフだけど、ものすごく力強いタッチで臨場感あると感じます。
黒の塗り方とかベラスケスってこんなんだったっけ、という。

ジョルダーノの「アルキメデス」や、レンブラントの「ミネルヴァ」など堂々とした作品が並びます。

フェルメールもここ。

フェルメールの作品は、宮殿というよりは裕福な人の館に置く、というイメージです。
聖人や有名人のものすごくドラマティックなシーンではなく、なにげない日常のほんの少し気持ちが動いた瞬間の絵がほっとさせるんだろうと思います。

前者は部屋に飾って生活するには迫力ありすぎるのですが、フェルメールだったら毎日見ても疲れることなく、静かに愛でることができそうですよね。
そのあたりが人気なのかもしれません。


壁掛けタイプの木の彫刻、イグナーツ・エルハーフェンの「イノシシ狩り」「シカ狩り」の精緻さは見事でした!

槍とかものすごく細い!よく残ってるなと思ったら、やはり一部破損しています。
それでもかなり綺麗に保存されているので、これはじっくり観て欲しいです。


ライゲーベの「聖ゲオルギウスとしての選帝侯フリードリヒ・ヴィルヘルム」は数点あるゲオルギウス像の中でも一番、細かく作っていて装飾が美しいと思います。



そういえば「黄金の兜の男」は昔はレンブラント作(確か小学生の頃、絵葉書を買った気がする・・・)と言われてたように思ったのですが、最近では「レンブラント派」の扱い※なのですね。
20120809b2.jpg

※「レンブラント・リサーチ・プロジェクト(RRP)」というオランダの美術史家たちによって1968年に結成された研究グループによって、1985年に工房作品だと判断されました
→詳しい経緯は「レンブラント・リサーチ・プロジェクト」でググると色々出てきます。l

真作ではないと判断されたのでしょうか。

それでも、やはり黄金の兜の表現の素晴らしさは変わらないと思います。




長くなったのではしょりますよ!

【第5章】18世紀:啓蒙の時代へ

動物の死体をリアルに描いて飾ってしまう感覚が、やはりいまだによくわかりません・・・。

うまいけど!すごいけど!
部屋に飾りたくない・・・。


レカミエ夫人の胸像は、暗にこの女性が性を利用してたことを示すポーズなのかなと思ってしまいました。
ナポレオンは堅物で、多分もてないタイプだったと思うんですよね・・・。

【第6章】魅惑のイタリア・ルネサンス素描

デッサンがいっぱい。

こういうのを観ると、ムラムラと正統派でアカデミックなデッサンをやってみたくなります。
難しいけど、あこがれます。


2ヶ月近く経つのですが、手元のリストを見ると思ったより色々思い出せたので長くなってしまいました。

人と一緒に行くと、感想を述べ合うというアウトプットを一回するので記憶に残りやすいですね。

一人で行くときはメモ。

なにかしらアウトプットしておくといいようです。

思ったことをどんどん忘れてしまうので、ブログで記事にまとめることは自分にとってとても大事だと感じています。

なるべくUPしていきたいですね。


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