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「薔薇と光の画家 アンリ・ル・シダネル展 フランス ジェルブロワの風」

2012.07.12(01:03)
[7/27深夜にUPしました]

ペースは落ちたものの、平均すると月1くらいの割合で美術館やギャラリーには足を運んでいるのですが、会期内になかなか感想をUPできません。

自分の覚え書という意味の他にも、記事で紹介することで、今後なにかの機会で見ることができそうだったら、チェックしていただけたら嬉しいなという気持ちで書いてます。



「薔薇と光の画家 アンリ・ル・シダネル展 フランス ジェルブロワの風」

損保ジャパン東郷青児美術館

※すみません、上記美術館では展示終了しています。

※2012年7月7日(土)~9月2日(日) ひろしま美術館で開催中です


20120710S01.jpg

■概要

今回は、アンリ・ル・シダネルという画家の作品を紹介する展覧会です。


不勉強で、管理人は今まであまりきちんと知らなかったのですが、チラシなどを見る限り美しく明るい絵で「これは見てみたい!」と思って楽しみにしていました。

あまりピンと来ていなかったのですが、2011年に行われたシダネル展以来、今回が2回目の個展なので、初めて見る人も多いのではないでしょうか。

きっと印象派がらみの近代絵画の展覧会などで目にした機会もあったと思うのですが、シダネルという画家を意識することは今までありませんでした。


やはり一人の画家を紹介する形の展覧会に行くと、その画家の初期~晩年の作風の変化などを通して、印象が強く残って覚えられるので、知らない画家の展覧会は行くと楽しいです。


今回も行って良かったです!

認知度は低いですが、印象派が好きな日本人に愛される作風だと思います。

今回の展覧会をきっかけに、色々なメディアでも紹介されたこともあり、人気があがるのではないでしょうか。




まず、ジェルブロワってドコー?というところから、薔薇と光の画家、というキャッチーなフレーズで気になるところ満載ですよね!

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イベント紹介ページ、展覧会チラシより
アンリ・ル・シダネル(1862年生まれ~1939年没)は、19世紀末から20世紀前半に活躍したフランスの画家です。
パリの美術学校で伝統的な美術教育を受けていましたが、印象主義や新印象主義の影響を受け、明るく透明感のある作品を手がけるようになりました。
人気のない食卓、夕暮れ時の窓辺、ガス灯に照らされた町並み、薔薇の庭など、身近でありふれた光景を静謐かつ内省的に描き、心象風景を思わせる独自の世界を確立しました。 本展覧会はフランスを中心に国内外の美術館や個人所蔵家が所有するル・シダネルの作品約70点を一堂に集め、その芸術を包括的にご紹介いたします。
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■ジェルブロワ

「フランスの美しい村」の一つにも選ばれ、「薔薇の村」として知られるノルマンディの田舎町で、ココ意外にもシダネルはノルマンディの街や村に住み、あるいは旅して、作品を描いています。


ジェルブロワが薔薇で有名になったのは、何を隠そうシダネルの功績で、古い中世の修道院(大規模なものではなく、修道僧の住居という感じ)を買い取って住居にした彼は自宅の庭に薔薇を植え、美しく変えていったのです。

戦争で荒れた村の城壁を、時間をかけて彼なりのアレンジで薔薇の咲き誇る庭園にし、薔薇で美しく村を復興させようとしました。

村の人たちもシダネルに続き、次々に村中で薔薇を育てて現代の美しい景観にいたったという経緯がロビーの映像で紹介されていました。

良い話だ!



■感想
20120710S02.jpg
「帰りくる羊の群れ」(エタプル)※( )は描いた場所


心洗われるような、フレッシュな気分になりたいところだったので、この展覧会はうってつけでした。

シダネル、上記のエピソードを見るに多分温厚ないい人だったんだろうなあ。
絵からもなんとなくそんな感じがします。

ちょっと自分の中で、絵の雰囲気や人物像ともあいまってピサロとかぶるかも。ピサロ同様好きな画家になりました。

遅れてきた印象派、といわれ、確かに印象派のイメージが強い作風ではありますが、決して無難な感じに流れておらず、彼独特の世界を感じることができます。

特に、人のいない薔薇の庭園を描いたシリーズが秀逸。

徐々に人物のいない絵になってゆくのですが、ハンマースホイのような孤独を感じさせる静謐さではなく、暖かいリラックスした静けさを感じさせます。

ハンマースホイも好き(すごく良かったのに展覧会の感想UPできてない・・・)ですが、ベクトルが全然違います。

ハンマースホイの静謐さは、独特の張り詰めたところがあって、イメージで言うと寒色系の世界。ちょっとワイエスなんかもそんなところがあります。

シダネルの静けさは、午後の明るい日差しの元でゆったりと一人静かに呼吸しているような、暖色系の世界。

実際の色調もモノトーン系におさえたハンマースホイに比べて、花などが色とりどりで、光を謳歌するかのように点描ちっくに描くシダネル。

ハンマースホイはあんまり人間が好きではないのかもしれないなあという感じがあったのですが、シダネルは人間の営みが好きだけど、一人の静けさも愛しているという感じ。

とはいえ、どちらも内省的な絵であることは共通していて、だからこそ好きなのだろうなあと思います。

これらの作品について勝手に「わかる、わかるう」と思いながら見てしまうのも、静かな空気を愛してるという印象を受けるからでしょう。

たくさんの村を描いていますが、パリやベルサイユなどの都会も描いてます、という感じで紹介されている都会の雑踏の風景も、実は人がうすぼんやり見える時間帯を描いていているのが、「ああ、やっぱりな」という感じでした。

都会の喧騒や活気を描いているというよりは、都会に訪れた落ち着いた時間、風景を遠くから見ているような絵でした。

静かな、自分の居心地の良い世界に再構成したのが、シダネルの絵なのかなあと思いました。

人物が描かれていた頃の絵も、対象を柔らかく表現していていいですね。
20120710S04.jpg
「朝」(モントルイユ=ベレー)


でもどれが良いかというと、やはり人がいる気配がするけれど画面には現れず、ただそこには美しい彼の愛した静かな空間がある、という絵が素晴らしいと思います。

20120710S03.jpg
「青いテーブル」(ジェルブロワ)

彼と一緒に、彼の庭を見つめている感覚になります。


■美術館について

損保ジャパン東郷青児美術館は1階ロビーでロッカーに荷物を預けて映像を見られるし、飲物の自販機もあるので、待ち合わせに最適。

エレベーターへの誘導もいつもジェントルマンな係の方が優しくしてくれるし、相変わらず内部でのマナー違反の入場者をうまく調整してくれるし、眺めはいいしで好きな美術館です。

久しぶりに行ったら、高層ビルの窓から見える建造物の説明パネルが充実していました。
かなり色々な建物をわかるように説明してくれているので、デートで盛り上がりそうですよ!今回、こんなビルまで見えてるんだ!と発見もありました。

ここから見る夜景もいいけど、昼間にアレコレ見るのも楽しさが増えましたね。
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