スポンサーサイト

--.--.--(--:--)
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-) | [EDIT]

「アルプスの画家セガンティーニ 光と山」 

2012.02.02(00:06)
[2/13に書きました→2/14深夜にUP]
去年の秋に見た展覧会の感想を今頃書いてみるテスト。

例によって昨年行った展覧会のほとんどがレビューできてないですが、どこかにアウトプットしておかないと自分が忘れてしまうので、メモとして残します。

■「アルプスの画家セガンティーニ 光と山」 損保ジャパン東郷青児美術館

2011年11月23日~12月27日
20120202s03.jpg

ここの美術館は落ち着いているので好きなのですが、久しぶりに行ったら奥のゴッホやセザンヌの特別展示室がなくなっていて、オープンなスペースになっていました。

あいかわらず、窓からの眺めは最高ですね。
目の前のコクーンタワーは見るたびになんだか不安定な構造でモヤモヤしますが(^^;)

今回の展示で、こちらの美術館では照明に高性能LEDを導入したとのことですが、特に今までに比べて違和感は覚えませんでした。少し明るく見やすい感じかな?という雰囲気はありましたが、絵のせいだと思っていました。


→公式ページ:演色性の高い高性能LEDを「セガンティーニ展」から導入

説明を読むと、より作品本来の色がわかるような照明のようで、セガンティーニの作品にはうってつけですね!

千葉市美術館(まだ行ったことがない!)、練馬区立美術館にも導入されているようです。足を運んだ際はちょっとだけ照明を意識してみるのもいいかもしれません。


Ⅰ.ミラノとプリアンツァ:初期

初期のセガンティーニ作品は、目を凝らしても何が描かれているのか判然としないくらいの暗い絵が多いです。

ときどき映画でも画面暗すぎて何やってるのかよくわからないシーンがあったりしますが、あれとちょっと似てますね。

不遇な生い立ちの影響も大きいのかなと思います。

「鐘つき番」も本当に暗闇の奥でうっすらと鐘つきをする人物が確認できますが、タイトルなかったら多分わからない。
レンブラントの光と影と影と影(配分を表現したらこんなところですよね!)の世界にも通じるものがあります。

「11月の寒い日」のようにコンテ、油彩と、バージョンを変えた同一作品が多くて比べるのも面白かったです。

「羊たちへの祝福」
階段の上から司祭が羊達に健康と安全のための祝福をあたえています。階段の少し下の段から、司祭のために大きな聖書を侍者(教会の仕事をする子供)たちが支えています。全体が茶色っぽい画面で、あまり祭りやイベントといった華やかさはなくて、田舎の素朴な習俗を描いている感じ。
いい絵なんだけど、この村があんまり栄えてない貧しい地域なのかなあという雰囲気がどんよりした空や、全体的にすすけた様子から感じられて、なんだかしんみりします。

「白いガチョウ」
この絵にはハッとさせられました。
白の微妙な使い分けで柔らかい部分の羽毛と、外側のかたい羽など、質感の違いを的確に表現しています。後期の色彩のセンスがここにすでに現れている気がしました。
20120202s01.jpg

「キノコ」
パンかと思った。友人からも同意見がw
20120202s02.jpg



「山のアヴェ・マリア」
農婦を聖母マリアに見立てて描いた作品が何点か。静かな祈り。


Ⅱ.肖像画
初期~後期へいたる画風の変化が見て取れる。

今「セガンティーニ」と聞いて思い浮かぶ明るい透明感のある色彩で描かれた絵は、サインが横長の特徴ある形になっています。観察したところ、赤でかかれていることが多かったです。

肖像画には初期のサイン、サインなし、後期のサインがそれぞれ入っていて、見るとなんとなく納得するタッチです。

肖像画代金についての手紙があったのが、ちょっと面白かったです。


Ⅱ.サヴォニン:山岳の光 1886年

「羊の剪毛」
これの油絵バージョンを見たかった!

「わがモデルたち」
こちらはコンテと油絵両方あって、ほとんど同じですが微妙に後ろの物などの違いがありました。
絵の中のセガンティーニ作品にも注目(^^)


「湖を渡るアヴェ・マリア」
ぎっしり羊を載せた小船に乳児をかかえるマリア、ヨセフに仮託される人物まで乗り込んで「これ沈みそうなんですけど!!!」と不安になる。
船の独特の形が一種の宗教画やイコンの枠のような感じになっていて、面白い構図になっています。

「日陰の憩い」
労働で疲れたのか、地面にうつぶせで寝ている農婦。場所がアルプスの草地だから健康的でいいですが、これが歌舞伎町あたりの植え込みだったりるする(こんな格好で倒れている若い女性が結構います・・・)と全然違うニュアンスになりますね。

「水を飲む茶色い雌牛」
ザ・セガンティーニ!という感じの絵。口からこぼれた水までキラキラしていて、アルプスの冷たくてさわやかな空気を感じます。

このコーナーは本当に「ザ・セガンティーニ」な作品が多くて、見ているとすがすがしい空気が肺に届くような気持ちになるので、何度もウロウロしてしまいました。

Ⅲ.マロヤ:アルプスの象徴主義

アルプスの明るい日差しの下の健康的な作品とは、またちょっと違う、あやしい官能的な雰囲気を漂わせる作品群。

このコーナーにもありましたが、全時期を通じて母や母性に関する作品が多いですね。

「虚栄」
水の下の怪物は不気味ですが、なんだかちょっとだけユーモラスな感じもします。

「生の天使」
どこをどんな風に座っているかがよくわからないところが、ダ・ヴィンチの「聖アンナと聖母子」を想起させます。
おそらく本当だったら座れそうもない細い枝のところに腰掛けていられるのは、天使だからなんでしょうね。

Ⅳ.自画像
インパクト強かった!

普通の自画像から、なんか目がいっちゃってる危ない人みたいな生首ドーン!(目力半端ない)なエキセントリックなもの、聖人風のイコンみたいな自画像まで、こう、だんだん生身の人間というよりも、すでに芸術に我が身を捧げている俗世から離れた求道者という姿を主張しているように見えました。

Ⅵ.シャーフベルクでの死、マロヤでの埋葬
ジャコメッティが描いたアルプスのパノラマがあったのですが、この絵を遠くから見たときに「あれ?これセガンティーニ?!色全然違うんだけど」とものすごく違和感があったので、近くに来て作者がわかって納得しました。

ピンクとかミントグリーンとかが、ドニが使いそうなマットな色合いなんですよね。

セガンティーニも細かい部分でピンク使いますけど、あまりそれを感じさせないので、やっぱり色彩ってかなり個性が出るなあと思います。

それにしてもセガンティーニは本当に早死にですね!
寒いのはやはり身体に障るようです。


ああああ、本当は色々そのときに一緒に見た友人に細かい感想やツッコミを語っていたというのに、時間がたつとやはりかなりアヤフヤになってしまいました。

人に話す場合は5回以上同じ内容を語らない(相手は変えて!)と、わりと忘れてしまいます。

記事にすると忘れても後で見返せるので一度で済みます。

目録見ていて「あ、この絵で構図についてなにか思ったことがあったんだ!」というのまでは思い出せるのですが、なんだったのかかなり忘れてしまっていました。

アウトプット大事大事!

とりあえずマイナーな作品の絵は感想書かれてもピンとこないと思ったので、画像UPしてあります。
あとは、わりと目にしたことがあるものは感想&画像ともに省略しました(^^)
<<本日の学習【漢検1級】 | ホームへ | 本日の学習【漢検1級】>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://shinobun.blog26.fc2.com/tb.php/1884-0c5f260b
| ホームへ |
カレンダー

03 | 2017/04 | 05
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 - - - - - -

月別アーカイブ

全記事(数)表示

全タイトルを表示

漢検準1級対策 おすすめ本

「1ヶ月で準1級に合格しちゃおう」
計画
で使った本計画は無事成功しました(^^)2006/3/9追記
※使った感想は「カテゴリー」の「資格取得-漢検」の記事をご参照ください


【管理人のおすすめ順↓】
■第1位■
漢字検定準1級頻出度順問題集⇒使った感想
■第2位■
漢字検定準1級学習ノート⇒使った感想
■第3位■
漢検 四字熟語辞典⇒使った感想
■第4位■
漢字能力検定 出た順漢検ランキング 出題頻度順・完全トレーニング準1級〈2007年度版〉⇒使った感想
■第5位■
漢字検定 1級・準1級⇒使った感想

最近のコメント

最近のトラックバック

リンク

このブログをリンクに追加する

人気blogランキングへ

RSSフィード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。