「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その7
年をまたいでまでしつこくレビューしてしまう管理人ですよ。
いや、なんかスッキリしないんで!!!
会期終わっててすみません。
会期終わってるけどセガンティーニ展はひとこと感想書きたいな・・・。
前にも書いたことがあるのですが、
思い入れのある「これは・・・!」と思った展覧会に限って長文になってしまうので、つい書くの後回しにしてる(あるいは書きかけで放置)うちに数年たってしまう・・・
というのを繰り返しています。
実はレビューしてない展覧会の方が、好きな内容だったりするという矛盾をなんとかしたいんで、せめてセガンティーニはなあ・・・。
ちなみに今回の展覧会、面白かったですけれどもレビューできてない展覧会(「安宅コレクション」「ハンマースホイ展」「ビル・ヴィオラ」「モダン・パラダイス」)などの方が、ものすごく感動&興奮したという程度に、長々書いてるわりにはわりと冷静だったりします。
なんでもいいからフレッシュなうちに書かないと!
前記事
「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その1
「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その2
「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その3
「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その4
「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その5
「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」その6
■「モダン・アート、アメリカン―珠玉のフィリップス・コレクション―」 国立新美術館
※12/12終了
→美術館企画展ページ
→公式ページ
■第8章 キュビズムの遺産
いかにもキュビズムっぽい作品から、わりとわかりやすい作品まで適度にばらけていました。
カール・クノス「夜の窓辺のゼラニウム」

完全なる抽象になるちょっと手前でとっつきやすい絵ですね。ヨーロッパのモダニズム絵画の影響が大きい感じの、初期の作品と思われます。
ゼラニウムの葉のグリーンの色合いが好き。
夜の窓辺、ということでおそらく部屋の明かりがともっており、その明かりで照らされた葉や、できた影の色合いに臨場感があります。
同じクノスの「海について」という作品もありますが、こちらはキュビズムっぽい感じがより進んでおります。
「夜の窓辺のゼラニウム」が1922年、「海について」が1931年の制作なので、納得です。
ナイルズ・スペンサー「屋根窓」

これも具象にかなり近いですね。色合いと、抜け感があるのが好きです。
遠くに抜けていくような空気感と、光を感じさせるような絵につい反応してしまう傾向が自分でもよくわかります。
アルフレッド・モーラー「レースの敷物のある静物」

これもキュビキュビしてない1枚。
色と質感が好き。レース部分は吹きつけなのでしょうか。
平面的なレースの上に、わりと重量感のある果物が描かれるところがいいですね。
スチュワート・デイヴィス「青いカフェ」

マットでライトな色合いの、ポスターになりそうな一枚。モダンな雰囲気のコンクリうちっぱなしの部屋に、さりげなくかかってるような。
カフェということだから、パリあたりをイメージしているんでしょうか。あまりアメリカっぽさは感じず、ヨーロッパのおしゃれな雰囲気を漂わせている気がします。
平坦なようですが、意外と近くで見たとき、塗りの質感が古い塗ってある壁のような感じで気に入りました。
ジョン・グレアム「青い静物」

これは色と形がとても好きです。キュビズムだけど、わりとキュビズム絵画に感じがちなバラバラな感じ(もちろん、作品によりますが)がなくて、まとまっているあたりが好きなのかも。
リズムとか、調和を感じます。
ジョン・マリン「春 No.1」

これも色合いが好きですね。桜なのかリンゴなのか、はたまたアーモンドなのかわかりませんがうすピンクの木々が靄のかかったあたたかそうな画面の中に見え隠れしていて、「ああ、春だなあ」と無理なく感じられる絵。
時間切れにて、今日はここまで。
続きます。































