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開館記念特別展Ⅳ「生誕120年 奥村土牛展」

2010.05.23(01:11)
■開館記念特別展Ⅳ「生誕120年 奥村土牛展」 山種美術館

※本日、5月23日までギリギリ開催中!

奥村土牛 (ちいさな美術館)
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■新・山種美術館についての感想

1.たどりつくまで

恵比寿に移ってからまだ行ってなかったので、やっとこさGWに出かけてきましたよ。

半蔵門にあった山種美術館ですが、2009年10月に現在の恵比寿(広尾)に場所を移してオープンしました。

半蔵門の前は日本橋にあったのですが、結構場所を変えている美術館なんですよね。

数人で行ったのですが、
「日本橋時代しか行ったことがない」「半蔵門しか知らない」「今回が初めて」などなど山種美術館の変遷に応じて経験が違っているというw

とりあえず、半蔵門のときも結構歩きましたが、今回も駅からはやや遠いですね。
途中、歩道橋を通るので半蔵門時代よりも面倒くさい印象。

ただ、見終えた後に帰りに寄れる店は、こちらの方がたくさんあるので便利は便利。

途中広尾らしいおされなカフェやらレストランやらが目につくのでデートにもよさそうですよ。

道の途中に巨大なダヴィデ像があってびびった!
Papasビルにあるんですが、突然目に入るんで驚くよ!

下からのアングルなんでかなりの迫力です。
カメラ持って行けばよかったと思いました。



2.美術館入り口

こないだTVでも紹介されてたのですが、「土牛の桜」と呼ばれる醍醐寺の桜のクローンが玄関脇に植樹されているんですよね。

しかし、さっきのダヴィデに驚きすぎて、しかも花も咲いてない時期だったんで、うっかり見るのをスルーしてしまいました。


3.美術館内部

とにかく、気合を入れたのが伝わるおされなビルです。

しかしあえて苦言を呈したいのですが、おされすぎて使い勝手が悪いです。

特にお年寄りには厳しい仕様になってますよ。

日本画中心の美術館で、ふだんの入場者の高齢者の割合を考えると、これは致命的だと思う。

ツアーで集団で来ている高齢の皆さんもいましたが、その場合は添乗員が全部引き連れてくれるからいいとしても、単独で来た場合とまどうことが多そうな設計。

中年の我々ですらかなり使いにくい&わかりにくいという感想を持ったので、これは美術館側に改善してもらいたいと思いました。


まず、受付がわかりにくい。


看板か案内をもう少しわかりやすくしておいた方がいいですよ。

入り口入って一瞬どっちへ行くのか迷います。


受付した後、ロッカー室に行きましたが、ここがまた目の弱い人には優しくない設計ですよ。

やけにおされデザインのロッカーで番号小さい&取っ手やらコイン投入口やらがわかりにくい!

あと、ロッカー室には荷物をおいておける台を置けと、何度も言っている(ブログで)のに、ここでも置いてないし!

かっこつけ建築に限って、こういうところに気が利かなさすぎる。

細いカウンターみたいのでいいから一時ちょっとバッグを置けるような作りにしておきてほしいですよ。
チラシとか、結構かばんに入れたりごそごそすること多いので。

ブリジストン美術館はその点がかなりいいと思います。他の美術館は見習うといいと思う。


で、荷物を預けていざ展覧室へ。

・・・展覧室の入り口ドコー?

いきなりわかんないし。

エレベーターの方か?とロビーをウロウロしてしまうも、無関係の場所に行くらしいことがわかる。

正面受付近くに戻るとに階下への階段があります。

ちょっと奥まった場所に「おしゃれな家庭用コンパクト傘立て」「なんかのオブジェ」にしか見えない物体が。

よく見たら、鋳物でできた矢印型の「多分これが展覧室は階下ですよというのを案内しているんだろうなあ」というモノでした。

暗いし、奥にあるし、細いし、おしゃれすぎるしで、その案内板(?)としての機能に気づかなかったよ!

んで、降りかけたら、人手が足りてなかったようで、あとからもぎり係の人が追いかけてきてもぎってくれました。

券もぎるゲートらしいトコロもないんで、どこで券出すかのタイミングもわかりにくいよ!


階段の正面には加山又造の陶板壁画「千羽鶴」がキラキラとして訪れた人の目を奪います。

ただ、そっちもいいんだけど、「ここから展示室入り口」ってのも目立たせておいてほしかった。

階段、大理石の中にアンモナイトがいっぱいいましたよ。
お好きな人は色々探してみるといいです。


階段、ちょっと足元が暗いかなあ。
このへんもお年寄りに厳しい仕様です。


んで、展示室ですが、確かに以前よりもかなり広くなっていました。
これは良かったです。

あと、売店スペースもかなり充実してます。
ここの美術館オリジナルの小物かわいいのが多いので、女性には楽しいのではないでしょうか。


ただね、第2展示室の場所がやっぱりわかりにくいんですよ!

同行者に言われなかったら、目玉の桜の絵をまんまと見逃してしまうところでした。


コレね↑。


多分、見逃した人確実にいると思う。

だから、案内プレート小さいっつーの!!

もっと大きくして!

わかりやすくしておいて!!

お年寄り管理人もうっかりしやすいから!



はあはあ。


で、エレベーターもボタンがオシャレすぎて、使い方がまたわかりにくいの。

エレベーター使うお年寄りと中年への配慮が全く感じられませんよ。

こういう建物は直感的に使える仕様じゃないといけないと思います。

つくってしまったもんは仕方ないんで、案内をもっとわかりやすくするとか、ロッカー室に棚を入れるとか、後からでも改善できることはしていただきたいなあと思いますよ。

せっかくいい美術館なんで、訪れる高齢者のことも考えてくれたら、さらに素晴らしくなるはず・・・!

とりあえず美術館関係者は、この記事内に「わかりにくい」という言葉が何回出てきたかを数えてみるといいですよ。



集団で行って、全員から「わかりにくい」(各年齢層がいたのですが)という結論が出ましたからね。


最近の新美術館とか「かっこつけ建築」大体がっかり仕様なんで、こうなると根津美術館とか三菱一号館とか大丈夫なのか心配になってきました。

うん、まだ行ってないんだ。


あ、ただ美術館の中にカフェ(「cafe 椿」)が出来たのは嬉しいですね。

お茶のメニューや、和菓子もなかなか素敵でした。
季節限定のメニューも多く、限定に弱い日本人らしく桜のお茶を頂きました(^^)
香りもよくて美味でしたよ。

和菓子は購入して持ち帰りも可能。

店員さんに一人オトメン系の美形さんがいました。<どうでもいい

ビデオコーナーも出来たのでそれもいいですよね。



■展覧会感想

んで、ようやく本題なわけですが。

こないだ部屋掃除したら展覧会の目録がどっか行っちゃったので作品名がよくわかりません!
そして結構間が空いてるので記憶もあやふやだ!


てなわけで、大体の印象をメモします。



今まで土牛の絵結構好きだったんですが「とぎゅう」って読むのに今頃気づいたアンポンタンなワタクシでしたよ。色々あやふやなところを反省。

小林古径に師事したとありますが、古径って色んな人教えてるよねと思います。

片岡球子のエピソード(グロテスクだと誹謗中傷されていた彼女の絵にエールを送った)などからも感じるのですが、多分結構弟子の個性を伸ばそうとするタイプのいい先生だったんではないかと。


古径経由で速水御舟からも学び、大器晩成型という感じで(大物が多すぎんだろうなあ・・・と日本画壇事情を考えてみたり)日本画の大家になった努力の人

院展入選も遅かった(38歳)彼は、何事にも粘り強いのが特徴なのか、その名の通り「土牛石田を耕す」(荒地を牛が根気よく耕してやがて美田を作る)地道な努力を惜しまない。

それが、100回以上も塗りを重ねる作風などにもつながっていくのですね。



まず驚くのは、写生帳

確か、
かなりの高齢の時に「これから毎日写生を日課とする」という内容を書いているんですよ!(文章は正確ではないと思いますが)

すごくびっくりしました!
100歳以上長生きしてずっと絵を描き続ける人はそういう精神なのだと感心しました。

写生の線も生き生きして力強いです。

うん、我々もまだまだ頑張れるよ!



お相撲さんの絵とか、舞妓さんとか、なんとなく
まるまるっちい感じが可愛かったです。

私は土牛の動物の絵がかわいくて好きなのですが、
この画家はかわいいものがスキだったのではないかな~と思います。

途中、「あ、これもそういえばこの人の作品か!」と驚く、ちょっとモダンなカクカクした感じの人物像もあるんですが、有名な絵ですがそんなにピンとこないんです。

あと、姪御さんをモデルにした絵もあるんですが、姪っこ、老け過ぎだろうコレ!



二人の僧を描いた絵は、トリミングが不思議な感じ。

一人の人物は体が画面の途中で少し切れてるんですよね。
こういう構図にするのがすごいと思いマシた。

牛の絵がいい。
白い牛の絵「聖牛」が特に気品がありました。

あと、「鳴門」。
ちょっと抽象にもみえるような感じで、青磁のような色合いが美しいです。

これが70歳の作品なのか!って感じですよ。


日本家屋の部屋(茶室)や城を描いた作品は、キュビズムというかなんというか、えらくモダンな感じで、あらためて
線と平面で構成されている日本の簡素な建築様式は、もともと抽象志向なのではないかと気づかされました。


「醍醐」の桜にしても、本物の横に広がるあの桜を、思い切り幹をメインに描くという発想がすごいと思う。

多分普通だったらあの迫力ある桜の枝ぶりを構図全体に広がらせて描くと思うんですよ。
あえて、どーんと幹を描くという。

近寄ってみたら、地面の花びらのつぶつぶが、意外と立体的でちょっと気持ち悪かったです。(管理人はつぶつぶなどのビッシリ系が苦手)
これは本物近くで見ないとわからなかった意外な感想w

この絵も83歳で描いてるんですよね。

同じ部屋に花を描いた絵が何点もあったのですが、なんか女性像とか色々あったにもかかわらずここにあった花の絵の方がうんと艶かしい・・・つーかちょっとエロい感じに見えてしまいマシた。

まったり系というか、ほっこり系というか、そんなかわいい感じのイメージが強かっただけに、ちょっと意外。

うーん、土牛って色々な面があって面白いなあ。

老後を考える上でも、土牛その人の生き方はかなり皆にとって学ぶべきところがあるような気がするので、著作も是非読んでみたいと感じました。


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