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「THE ハプスブルク」

2009.11.01(01:51)
■THE ハプスブルク  国立新美術館

12/14まで開催

※2010年1月6日から、京都国立博物館でも開催されます


THE ハプスブルク展覧会公式ページ

■展覧会概要(新美術館の記事より、抜粋およびまとめ)

日本とオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)が国交を結んで140年を記念して、
ウィーン美術史美術館(オーストリア)とブダペスト国立西洋美術館ハンガリー)の所蔵品からハプスブルク家ゆかりの名品を核に選りすぐり、絵画の至宝75点に華麗な工芸品を加えた計約120点を展示。

宮廷画家として活躍したデューラーティツィアーノベラスケスルーベンスらハプスブルク家ゆかりの巨匠たちに、クラナッハラファエッロエル・グレコゴヤらを加えた、総勢約50人もの大家たちによる逸品が集結。

明治天皇からオーストリア・ハンガリー二重帝国(当時)の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世に贈られた画帖と蒔絵棚が里帰り。



■王家の人々と芸術 (公式ページより抜粋)

デューラーを庇護したマクシミリアン1世
ティツィアーノを召し抱えたカール5世
多数の宮廷画家を擁したルドルフ2世
ベラスケスを側近としても重用したフェリペ4世
1400点にものぼる絵画を集めたネーデルラント総督レオポルト・ヴィルヘルム大公




■展覧会全体の感想

予想はしていました。

すっごく混んでいるって!

だからわざわざ平日の朝に行ったのに、ちょっと着物着るので1時間ほど出遅れたらば。

展示室の中は人だかり。

ロッカー、全てふさがってます。

日本の美術館の特別展の混雑っぷり、文化を愛する国民っていうのは素敵かもしれませんが、来てる人たちのマナーみるとそうはとても思えないことが多かったり。


たとえば。


ものすごく混んでるのに、そしてインフルエンザが流行っているのに、いました。

大混雑で、マスクしているヒトも多い中を無理やり乳母車押してる
「自分の都合が最優先★
子供ができてもワタシらしく生きたいの♪
あと、芸術には子供のうちから触れさせたいし、そんな高尚な考えのアテクシって素晴らしいセレブな子育て実行中~」
な、単なる勘違いした非常識なヒトが。

以下、チラ裏につき反転


案の定子供ぐずりだす。当たり前だ。

子育てしてないからってわけではなく、子育て終えたうちの母も祖母も、その他の皆さんもよく、最近の「どこにでも出没する無軌道な子連れ(深夜とかありえない時間帯含む)」に怒ってますよ。

大半の子育てしている方は、きちんとしているはずなのに、たまにいる非常識なヒトが目立つこと目立つこと。
しかも、文化スポットと呼ばれる場所にいがち。
「そこにいる文化的な自分」に酔ってるのが見えてるんですが、周りがあきれてるのに気づかない文化レベルってのはどうなのか。
人間育てるタイヘンさを覚悟&我慢できないなら、エアープランツ育てるといいよ。
すっごく楽だヨ★

あと、当のセレブはこんな庶民の人ごみに連れてこねえよ。

本場で空いてるところで見るとか、個人で所蔵してるコレクションを知り合いの家で見るよ!

にしても、どこの社交界でも乳幼児連れはありえないけどな!!

預けるシッターとか乳母を雇える時間とお金があるから!!


第1室からしばらくは人だかりですが、少し先では上手く調整すると絵を見ることができます。
疲れて座り込むヒトや、あきたヒトが多いからと思われ。

ガラスケースは、空気読まない人が全然動かなかったり、後ろのヒトに配慮しなかったりして無意味に混雑。

もう見る気がしないので、適当にスルー。

あと、混雑しているところでは、絶対に後ろを確認して動きましょう!!

気ままに後ずさりするとぶつかるんで危ないですよ。

それでもやっぱりぶつかってしまうこともあるので、そうしたら謝りましょう。<ごく当たり前のことでわざわざ書くほどのこともないですが<しかし、書かざるをえない気持になった、ということで。

私もかなり背後気をつけていても、人ごみがひどくてやっぱりぶつかることはあるので、そうなったらすぐさま謝ります。

ぶつかっても仕方ないけど、そこで謝ることができない人は、一日外を歩いていても誰ともすれ違わないようなのどかな場所(実際にそういう場所に嫁いだ人が、東京に帰ってきて「人とすれ違える!!」と喜んでました・・・)で生きていくのをおススメしますよ。


ひとことあるだけで、ずっとお互い住みやすくなるので、都会に出たら最低限の公共のマナーは肝に銘じるといいヨ!


あまりの混雑に辟易して、1時間くらいで出てしまいました。

名画は多かったのですが、じっくり鑑賞できる感じではないので、目で確認できてよかった程度なので、ちょっとだけ残念。

みやげ売り場の混雑も半端ない感じで、もはや図録を買う気力もなく帰ってきました。

そうそう、池田理代子先生が、マリア・テレジア、エリザベート、マルガリータの書き下ろし作品を制作していました。販売もされてましたよ。


■王家の肖像画

「11歳の女帝マリア・テレジア」


聡明な女帝の若き日の肖像。
権力者の肖像画、特にお見合い写真的色合いの濃い若い女性の場合、実物よりも綺麗に描くとはいえ、それでも賢そうな雰囲気が漂っています。
11歳には見えないような落ち着いた風格に、この人の非凡さが出てるような気がします。

この肖像画です。



「オーストリア皇妃エリザベート」
ヴィンターハルターの有名な肖像画。
一番人だかりがあった絵です。
飛びぬけて大きいサイズといい、描きがいがあったモデルあっての作品だったのだろうと思われます。

言うまでもなく、ミュージカル「エリザベート」の主人公です。
⇒過去記事。この肖像画をもとにしたと思われる白いドレスがすてきでした。
エリザベート (上) 美しき皇妃の伝説 (朝日文庫)
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4 エリザベートは何故ウケるのか?
4 よりリアルなSisi像
5 ミュージカル「エリザベート」ファンにはお勧め!
4 客観的に知るのに最適
4 客観的に知るのに最適

この肖像です。

「オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世」
そんな美貌のシシイのオットのフランツ・ヨーゼフ1世の肖像は、年をとってからのもので、うすらハゲの様子がよくわかります。
若くて綺麗な時代のシシイと並べるのってちょっとかわいそうな気がしました(^^;
即位当時の若いときの肖像だったらよかったのにね。



■イタリア絵画

ジョルジョーネ2点
は、どちらも少年もの。ジョルジョーネらしい女性的・中性的な肖像。

テッツィアーノ、ティントレットも多かった。

ラファエロの「若い男の肖像」は、画家本人か?

カニャッチ「クレオパトラの自害」は、美しい裸体がメインだな、これは。というくらい蛇やら周りで悲しみ嘆く人々よりも、死んだクレオパトラ(わりと時代考証が無茶な雰囲気)の豊かな胸や、ふっくらとした肢体が印象的。

ルカ・ジョルダーノ「物乞い」は、内省的な作品で目だった。


■ドイツ絵画

デューラー多し。

デューラーに倣う、とされている「バラ冠の祝祭」は、多分右側後ろにデューラーっぽい人がいるかななのかな?と思いつつ見てました。
デューラーの自画像に似てる男性がいます。

そしてそして、めちゃめちゃ混んでたのですが、外すわけにいかなかったのがクラナッハ(父)

最初「ユディット?」と思い、、「あれ?所蔵場所違わない?あと、なんか細部違ってないか?」とよく見たら「洗礼者ヨハネの首を持つサロメ」

構図も、雰囲気もよく似てるんで間違えました。

ユディト自体も複数作品があるし、この似た題材はひとつのバリエーションとでも考えていいようなシリーズですよね。

ユディットよりも、この「サロメ」の方が瑞々しいというか、なまめかしい感じ。
メトロポリタン所蔵のユディットはもうちょっと硬質なイメージがあります。

ユディットはヨーハン・リスの作品が出てました。


■工芸品
貝をいくつも加工してぶら下げた、メダル状になった王家の肖像がいくつも入っている
「シャーベット用センターピース」が面白かった。


■スペイン絵画

スルバランは、女性的な人物表現(キリストとかもめっさ優しげな優美な、ちょっと少女漫画っぽい雰囲気の描き方をする・・・と個人的には思ってます)をするのですが、「聖家族」のヤコブが!!

こんなに若くてイケメンなヤコブ見たことない、というくらい素敵に書かれています。
多分この人、むさくるしいおっさんが嫌いなんじゃないかちら。
そういう人物描いてるのをあまり見ないもの。

ベラスケス、言うことなし。
マルガリータの肖像は、ラフなタッチ。
ここまで来ると人だかりもほどほどになってきて割とおちついて見ることができました。

ムリーリョは、わかりやすく大衆向きという印象ですが、それでもやっぱりストレートに「かわいい」「きれい」「かっこいい」という絵を描くなあ、という感じです。

洗礼者ヨハネ、かわいい。
そして、ミカエルはかっこいい。
優しげな風情の天使なのに、悪魔を突き落とす容赦のなさがいい。
(管理人はミカエル萌え(萌えいうな)なので、嬉しい)

エル・グレコ、ゴヤもありました。

■フランドル・オランダ絵画
ヴァン・ダイクの「聖フランチェスコの法悦」、
聖人のエピソードを知らなければ、骸骨手にうっとりしてる怪しいおっさんの絵にしか見えない。

西洋絵画、とくに宗教画を見る場合は、聖人や聖書の基本知識はあったほうがやはりいいと思うのですが、なぜかといえば、唐突なシーンや直接的でグロテスクなアトリビュートがすごく多いからデス。

まっさらで見ると「何このヒト」ということになってしまうような絵があまりにも多いですよね。

基本、磔刑とかはさすがに皆内容を知ってるからいいけど、フツウにグロ絵画ですもの。
ルーベンスの降架後のキリストを描いた絵なんか、脚のほうから死体をかいたアングルが「偉大だけど、人間の遺骸」という感じを強調している感じでした。



駆け足で感想を書きなぐってみました。

混雑がもう少し緩和されれば、せっかくの名作ぞろいなのでもっと堪能できるのになあ、という展覧会でした。

というわけで、これから行く方は、やはり開館直後をおすすめします。




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5 12+αの名画を通し、650年間欧州の中心に位置し、カソリックの庇護者だったハプスブルク家の遍歴を楽しく知れます。
5 プラド美術館やあの絵のお話
5 人にはそれぞれドラマがある――でも、この人達は、ありすぎ!
5 「絵」が語りかけるもの


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