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映画感想「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

2009.09.08(23:13)
[9/14に書きました]
前回「ココ・シャネル」を見たときにものすごく混雑していてその日は見るのを断念したこちらの映画、今回はかなり余裕を持って席を確保すべくはりきって臨みました。

※ネタバレ注意

「クララ・シューマン 愛の協奏曲」

上記でリンクしている公式サイトのストーリーを読むと、完全にネタバレなわけですが。 とりあえず濃厚かつ複雑な三角関係やら不倫やらを描いているかというと、これはまったく違う内容になっているので期待はずれデス☆

監督がブラームスの直系の子孫である女性であるせいか、色々気を使っているのかもしれないなあと思ったり。

寝取り寝取られといういやんな人間関係は描きたくなかったのではなかろうか。

特に先祖のブラームスは悪役にしたくないわなあ。

純粋に芸術上の絆、とか肉欲を伴わずに純粋に捧げ続ける愛情、みたいな、
「そんな男いるのかYO?!」と思わなくもないくらいのネオロマ仕様な若きブラームス。

ええ、こんなに女性にとって都合のいい理想の男性っていないですよね。

むー、男女ともになんか「都合のいい異性を3次元上で想定してるような夢物語」ってもしかすると、実はとても苦手なのかもしれないという自分の性格に気づいてしまいました。
だから少女漫画とか韓流恋愛ドラマがダメなのか。


この映画はひたすらクララが強く、美しく才能あふれ、ちょっと困った夫を支えるという甲斐甲斐しさ・けなげさも持ちつつ、崇拝者も子供もいて、全てを手に入れているスーパーウーマンであることと、対照的に神経質なオットのシューマンのダメ男であることを描いております。

女性の理想、「強く美しくもてるワタシ」を体現してくれてうっとりできればいいのかもしれませんが、なんだかなあという気持ちもしなくもなかったり。

確かに前半のクララが指揮をしようとすると揶揄するオーケストラの男達を、実力で納得させるシーンなどは、なかなか良かったです。
男女差別に負けないクララの姿は見てて胸がすく感じ。

でも、やっぱりなんだかんだとシューマンを支えたり、アヘンチンキを仕方なく与えてしまったり、荒れるシューマンに殴られたりするあたりの「耐える妻」という部分も持っています。

ブラームスとの関係を描くシーンになってくると、なんというか、ナニ考えてるかイマイチわからないんですよこのヒロイン。

シューマンを愛しているのも本当だとは思うけど、ブラームスにもまんざらではない感じだし。

シューマンが死んだ後、いきなり部屋でブラームスの前で服脱いで下着姿でベッドに倒れこむクララ。

当然
「どう見ても誘ってる?誘ってるよね?!
おK今だ告るぜオレ!!」
と張り切って求婚しつつのしかかるブラームス。

しかしクララってば、そこでなぜか拒むんですよ!!

え?
あんた一体どうしたいの?!


だったらその態度ナニ?

おそらく映画館にいた全男性とワタシの中のおっさんが憤った瞬間デス。


あと、このシーンで、この映画では今までこの二人の間にはそういう関係はなかったことも明らかになる(シューマンは疑ってたという描写あり)のですが、それも「ええ?マジっすか?」という感じでしたし。

で、そんなラブホに休憩に入るのに同意したわりにギリギリで嫌がる女のようなルール違反なクララに対し、さらにヘタレのブラームスはやけに物分りがいいんですよ。

でも、しっかりハダカのクララの胸触ったり色々してるんだけど。


「僕は君とは寝ない」とか宣言しちゃってて、なんか二人の間ではこのへんのスキンシップ?は肉体関係に含まれないような口ぶりなのも謎。

バナナはおやつに含まれません、みたいな不思議ルール。

今おまいらがやってることは一体なんですか。

ただの健全なスキンシップでつか。


入れなきゃいいのか?!(何を)

そうなのか?!

しのぶん基準ではコレ立派に寝てるんじゃないかと思ったりするんですが世間では違うのか?

だって、ほぼハダカでベッドで抱き合ってるのって・・・
それを寝てないとか言われたってさあ、コレ見て亭主族が
「はっはっは、仲いいな君達☆」とか見逃せるのかというと違うだろ、と。

なんか、ブラームスも、クララも、不自然すぎる。


昔「青い棘」(2004年版:※この事件は何度か映画化されてます)という映画を見たときと同じように、
「実在の人物を取り扱ってて、なおかつ関係者に対して配慮したあまりに、なんか宣伝で煽ってたのよりもずっとぬるいごまかしたストーリーになってる」状態で激しくもにょったのを思い出しました。

ブラームスの「お金は出してくれる、愛情は捧げてくれる、芸術面でもバックアップしてくれる、でも肉体は要求しない」というありえない騎士っぷりは、クララというか女性にとっては願ったりかなったりですわなあ。

そういう点では男性が見たらあんまり面白くないかも。

「こんな男いるかあ!」とかお膳ひっくり返しそうですよ。

ただし、音楽のシーンは秀逸です。

シューマン、クララ・シューマン、ブラームスの3人の作品が堪能できます。
非常にドラマチックな盛り上がる曲が多くて素敵。

シューマンが命を削って「ライン交響曲」を作曲するところは、現実生活を上手く送れない芸術家の彼が、ひときわ輝くシーンでもあります。
不器用な気難しい彼ですが、その作り出す音楽は料理人も涙を流すほどに美しい。

クララが彼のすべての欠点を許し、彼を愛するのもその才能ゆえ、というシューマンの芸術の素晴らしさについて語るところは好きです。



この映画のサントラはかなり欲しいと思いました。
2枚組で2000円切ってて(1890円)お得ですし、キーシンが演奏してるんですよ。
散々迷って映画館では買いませんでしたが、そのうち買ってしまうかも。
映画「クララ・シューマン 愛の協奏曲」サウンド・ファイル
オムニバス(クラシック)
SMJ (2009-07-29)
売り上げランキング: 53200




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[追記]
自分のためにメモを残しておきます。使用楽曲。

実際のエンドロールとは違っているのですが、どう違ってるかというと、
エンドロールでは、今貴方が聞いているのは・・・と流れている曲の題名が出たあと、
貴方が聞いていたのは・・・と今までの楽曲が順に紹介されるところです。



1.ロベルト・シューマン:ピアノ協奏曲イ短調Op.54 第1楽章
2.ヨハネス・ブラームス:ピアノ・トリオ第1番 ロ長調Op.8?第2楽章
3.ロベルト・シューマン:交響曲第3番 変ロ短調「ライン」Op.97第1楽章、第2楽章
4.ヨハネス・ブラームス:ピアノ・ソナタ第2番 嬰へ短調Op.2第1楽章
5.ロベルト・シューマン:色とりどりの小品Op.99 第4曲「音楽帖第1番」
6. ヨハネス・ブラームス:子守歌Op.49-4
7.ロベルト・シューマン:ピアノ・ソナタ第1番 嬰へ短調Op.11?第1楽章
8.ヨハネス・ブラームス:ハンガリー舞曲集 第5番 嬰へ短調
9.ロベルト・シューマン:幻想小曲集 Op.12?第1曲「夕べに」
10.クララ・シューマン: ロマンス・ヴァリエ(ピアノのためのロマンスと変奏)Op.3
11.ロベルト・シューマン:クララ・ヴィークのロマンスによる即興曲
 (クララ・ヴィークの主題による10の即興曲)Op.5
12.ヨハネス・ブラームス:ピアノ協奏曲第1番 ニ短調Op.15?第1楽章



ちなみにクララを演じたマルティナ・ケデックは「善き人のためのソナタ」(⇒レビュー記事はこちら)に出演しています。

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