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「寿ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面―」

2009.01.14(22:55)
[1/20に書きました]
「旧金剛宗家伝来能面」54面の重要文化財新指定記念
寿(ことほ)ぎと幽玄の美―国宝雪松図と能面―


三井記念美術館

※終了しています。

いただきもののチケットにて入場。ありがたや。

今回は、昨年、三井記念美術館の能面54面が重要文化財に指定されたことを受けての展示ということで、能面というとても渋い世界の展覧会です。

正直に言うと、歌舞伎と違って能はやや難解かつなんともいえない1/fゆらぎのために、今までの鑑賞経験で寝なかったことがないという管理人(退屈というわけではなく、抗えずに寝てしまう感じ・・・心地よさを感じているということで一つ)ですゆえ、当然詳しくはありません。 せいぜい『能のわかる本―はじめて能を観るひとのために (ハウブックス)』、『お能の見方 』(白洲正子が書いてるんだぜ!)、NHKで出ている伝統文化のムックなどの入門書を何冊か読んで(忘れて)る程度デス。

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他にも新春用に、応挙の「雪松図」をはじめとした、おめでたい雰囲気の展示もあるのですが、「果たしてどこまで能面の世界についていけるのか?退屈ではないだろうか?」など、ちょっと行く前は心配しておりました。

しかし、行ってみたらば。

いやあ、これが意外と面白かったです。

同じ種類の面でも、面打ち(能面の作者)による個性が思った以上にくっきり出ていて、「形式美・伝統美=同じようなものしか作らない」という思い込みを見事に覆されました。

入り口のところの衝立、今回は展示にあわせて能の一場面の図になっていました。



■能楽にちなんだ茶道具

お道具については知識がないのですが、見るのはとても好きです。
(レビューし損ねてますが、こちらで開催した「安宅コレクション」は素晴らしかったなあ)

黒い楽茶碗の銘が「三番叟(さんばそう)」となっているのは、「なんでこの茶碗が能の演目にちなんでなのかなあ」と思ったら後で、「三番叟」の面である黒色尉を見て納得しました。
鈴の段で使う、黒い翁の面をイメージしているということですね、納得。


■能面
翁系は、正面から見てもわりとほりが深いせいか、リアルに見えます。
あ、こんなおじいさんいるかも、という感じ。

女面はのっぺりしているせいか、正面よりも、横(斜め)から見たほうがリアルさが増す気がします。
急に存在感を持つという感じ。
角度で表情をつける能面は、ふとした角度で妙に生々しい雰囲気になります。

ただのモノという感じがしない。

若い男の面は困り眉になってるのは、基本的に無念を感じている幽霊だからなんでしょうね。

べしみは、見ているだけで迫力あります。
それでいてユーモラスなんですよね。なんか西田敏行みたいなべしみの面がありました。
「景清」はものすごいです。公式ページに写真が出てますが、やせて血管がうき、盲目の鬼気迫る面で思わず「おおお?!」とびっくりしました。

翁の面はアゴのつけかた、髭や眉毛の生やし方、そのほかの面でも歯のあるなし(上の歯だけ、とか上下が見える、とか)など、作りそのものも違いがあって興味深く拝見しました。

顔につけて声を出しやすいためなのでしょうが、基本能面ってみんなよく見ると「しゃくれ系」だなというのも、横から見るとよくわかります。

女面がずらりとならんで、徐々に怖い顔になってゆく展示ですが般若の面のこめかみに血管が浮いているのが人間っぽい感じでかえって凄みがありました。


さっき書いたように、追い詰められた中間管理職みたいな不景気な顔をしがちな男の面よりも、異形の面の方がある種「陽性」な豪快さがあって好きかもしれません。

童子とか。

今回見た中での、管理人の独断による一番のイケメンは、最後の展示室にいた「喝食」の面です。

※「喝食」かっしき :禅宗の小僧で、まだ前髪を残す半俗半僧の姿。


重文の「日月松鶴図屏風」、丹頂鶴ではないところがより重厚な画面になってるポイントかなあと思いました。どっしりとした重々しさが感じられます。

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■公式ページより

三井記念美術館所蔵の新指定重要文化財「能面」54面の全点初公開と国宝「雪松図屏風」。
新春にふさわしく華やいだ展覧会です。

本展は、この春「平成20年度の新指定重要文化財」で一括して重要文化財に指定されました「旧金剛宗家伝来能面」54面を初めて一挙公開する貴重な機会になります。
また、茶道具も能にゆかりの銘がある名碗を展示するほか、毎年正月の展覧会で好評をいただいております円山応挙筆、国宝「雪松図屏風」をはじめ「松竹梅の屏風」をテーマに展示。まさに「寿ぎと幽玄の美」をご堪能いただける豪華な新春の展覧会です。


開館以来4度目の正月を迎える三井記念美術館は、能面の重要文化財新指定を記念し、館蔵品から質の高い作品を選りすぐった記念展を開催いたします。

会場構成は、まず三井家ならではの「能」と「正月」に関する茶道具の名品から始まります。
次に新春を寿ぐ「松竹梅の屏風」をテーマにした絵画作品を展開いたします。みどころは三井家ゆかりの画家円山応挙の代表作である国宝「雪松図屏風」と、室町期の金碧画重要文化財「日月松鶴図屏風」。

また、第5.6.7室では能面54面を間近にご覧いただきます。当館では館蔵の「旧金剛宗家伝来能面」のうち、4面は以前より重要文化財の指定を受けておりましたが、さらに50面がこの春、追加指定を受けました。
能面は特に保存の関係上展示は限られた期間のみになりますので、今回はまとまってご覧いただけるたいへん貴重な機会となります。

なお、この能面は昭和10年頃金剛家23世金剛右京氏より、同氏の意向をうけて三井八郎右衞門高公氏(北三井家11代、1895~1992)が譲り受けたもので、以来、同家に秘蔵されていましたが、昭和60年に三井文庫へ寄贈され今日に至っています。

中世に古寺社への神事芸能を奉納する芸能集団であった猿楽座のうち坂戸座金剛流の宗家に伝わった能面です。室町時代の名品を多く含み、また中世以来の流派の家元に伝わった能面がそのままの形で伝わり、まとまって美術館の所蔵品となっているのは、他に例を見ないものです。


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