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「セザンヌ主義」「横浜美術館コレクション展」

2009.01.10(23:19)
[1/14に書きました]
見たらなるべく間をおかずに書く!今年はこれを目標にしたいです。

■「セザンヌ主義 父と呼ばれる画家への礼賛 ピカソ・ゴーギャン・マティス・モディリアーニ」
横浜美術館
「セザンヌ主義」公式ページ


※1/25まで開催中

「ジョットとその遺産展」との共通券(\1,700)で見てきました。関連記事はこちら
セザンヌは実は特に興味のない画家なのですが、ブリジストン美術館(ここのコレクションは素晴らしいので、是非まだ行ったことのない方はどうぞ)でよく自画像(今回展示に含まれてます)や「サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール」を見て、図版で見ていたのと違ってかなり薄く塗っていることを知ってから、やっぱり実物は見ておいたほうがいいなと思いました。

あと、岸田劉生をはじめとする多くの日本人画家に大きな影響を与えた、その魅力について、さらに知りたいという気持ちがあったので、行ってきました。


~展覧会ページより~

ピカソが敬愛の心を示して「父」と呼んだ画家、ポール・セザンヌ(1839-1906)。印象主義とともに出発しながらも、それを超え、伝統的な絵画の造形原理に基づきつつ独自の新しい表現を創造した画家。セザンヌの絵画は、今なお世界中から大きな関心と評価を受け続けています。

「セザンヌ主義」という言葉が存在するのは、彼の絵画が20世紀初頭のフランスにおける革命的な芸術運動に与えた影響がとりわけ顕著であるからです。ベルナール、ドニらの「象徴主義・ナビ派」、マティス、ヴラマンクらの「フォーヴィスム」、ピカソ、ブラックらの「キュビスム」、そしてモディリアーニら「エコール・ド・パリ」の画家達の絵画には、セザンヌの影響がはっきりと見て取れます。





一人の画家の展覧会を見ると、周辺の画家たちや、本人の変遷がよくわかって、有名なオレンジなどの静物画にいきついたあたりで、「おお、まさにこれがセザンヌだ」と実感し、画風確立の試行錯誤を一緒に見ている気持ちになって親しみがわきますね。

セザンヌを慕うナビ派の画家たちの動向もわかって面白かったです。
エミール・ベルナールの肖像画で見ると、セザンヌ、なかなかのナイスハゲです。
ベルナールは他にも自分の絵の中に、セザンヌの「水浴する女たちと赤い雄牛」を背景にとりこんでいて、本当に傾倒していたのがよくわかります。


岸田劉生らが雑誌の小さな写真でセザンヌを見た話は、娘・麗子が書いた『父 岸田劉生 (中公文庫)』にも出てきます。(この本は面白かったのでおススメです!精神が不安定な狂気スレスレの「ザ・芸術家」な人となりがよくわかります。家系的にも精神をわずらう人が多かったようですが、まさに紙一重の天才というのにふさわしいです)


セザンヌは妻の肖像を多く描いていますが、上部に謎の影(木の枝葉?)があるものが一番好きです。



全体を通して思ったのは、キャンバスの地を塗らずに残した絵、薄めに塗って「アレ?これって未完成?」と思われるような作品に、素晴らしいものが多かった気がします。

ザッと筆の勢いを感じされるような塗りをして、はなはだしくは下書きの線まで見えているようなものが、かえって美しく感じました。

ゴーギャンの「え?これってゴーギャン?」と思うような「パトロンの娘」と言う作品(⇒こちらに載っています)や、シャガールの「シャガールなのに空飛んでなくて意外と普通の写実的な肖像画」など、あまり見たことのないものもありました。

安井會太郎は同じモデルと思しき女性像2点がありますが、画風を変えていて片方はキスリングのような感じのタッチで、片方は暗い色彩で(こっちの方が老けて見える)描いていて、こちらの対比も面白い。

セザンヌの風景画、先ほどの塗り残しがあるものや、筆の勢いを感じされる絵が好きです。
塗りがしっかりしたわりと伝統的な雰囲気の絵も一点ありましたが、これはこれですごく目を引く作品でした。でもセザンヌだとはわからないと思います。
絵の具をチューブから出した綺麗な色で描くという技法の風景画は、ピサロに教えてもらったもの。
とても明るくて好きな絵ですが、セザンヌはやがて印象派の技法に飽き足らずに、荘厳さを求めてゆくのでした。

裸体画の群像(小さい)の作品はあまりピンとこなかったのですが、風景画と静物画はいいと思いました。

なんとなくセザンヌが好きだという人が多い理由が、わかったような気がします。


「ドラクロワ礼讃」という作品が示す、セザンヌのドラクロワへの思いについては、今回初めて知りました。はじめ、ちょっと意外な気もしました。

絵に革命を起こしつつも、伝統的な絵画を尊重するという姿勢が一貫してあったというセザンヌ、深いですね。

生い立ちの紹介、晩年のアトリエなどの複数の映像があり、かなりセザンヌという画家への理解の助けになりました。
アトリエの壁をグレーに塗ったのは、乱反射を防ぎ、物の本来の色を見るためだったという話になるほど、と思いました。

もうすぐ終わりますが、横浜美術館は週末は夜間開館しています。
しのぶんが行った時は、夜間はあまり混雑しておらず快適でした。
ただ横浜美術館は寒いことが多いので、暖かめの服装でどうぞ。
(多分印象派などの作品は保護のために低めの温度になっていると思われます)



■「横浜美術館コレクション展 第3期」公式ページ
※3/1まで開催中

■「近代の絵画と彫刻

高橋由一やマグリットなど充実してます。
イサム・ノグチの作品が多かったです。しましま。

私の好きなブランクーシがあってうれしかった。

ダリの作品などは、椅子の展示(「家具とデザイン」カンディハウス)と同時に楽しめました。
自由に座れるのですが、やはり安楽椅子は苦手です。
揺り椅子ってひっくり返りそうな不安定さがこわいんですよ。

あと、巨大な椅子(台を使う)もこわかった。

ベンチや木の背のある椅子は座り心地がとてもよかったです。

階段にあるクロチェッティの馬に乗った若者の像はいい。
以前、イタリア文化会館でクロチェッティ展(レビューは多分できてない・・・かな?2006年あたり)を見て、この彫刻家のほっそりして可憐&優美なラインの人物像が好きになりました。


■「特別展示:片岡球子

大きなサイズの、ヘタウマ風な大胆なタッチの日本画は、ちょっとキッチュな感じがする浮世絵の画家たちが描かれています。

風景もありますが、なんだかのびのびと色と線を使った子どもが描いたような思い切りの良さが共通点です。

もちろん技巧や計算があると思いますが、日本画=静けさという従来のイメージを破る思い切った色・構図がすごいです。

この部屋だけ、なぜか暑かったです。

■「絵画的写真の展開

初期は絵画を意識した作品が多く、技巧的なポーズ、構図が多いのですが、これはこれで好きかも。
あと、多分あきらかにロリコン向けのものがあります。

イサドラ・ダンカンは思ったより丸顔でした。



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