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「未来を写した子どもたち」映画感想

2008.12.27(21:06)
[12/31に書きました]
紅白をチラ見しながら、
「平井堅は上手くて好きなんですが、ブレスが大きすぎるのを改善してくれるとさらに素敵になるよなあ<大きなお世話」と思いつつ書いてます。


■「未来を写した子どもたち」
公式ページ

未来を写した子どもたち (ポストカードブック)

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アカデミー賞の最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した、インドの売春窟の子どもたちと彼らに写真を教える女性カメラマンの姿を、映像作家ロス・カウフマンが記録した映画です。

ザナ・ブリスキ(写真家/監督)はNYの写真家です。
インド・カルカッタの売春窟の写真を撮影していくうちに、そこで生きる子どもたちの希望のない閉塞した世界を目にし、インスタントカメラを与え写真教室を開くことで打開を試みます。

「彼らを救いたい」と言い、実際にカメラの指導を通して、学校を探すなど、様々に活動している彼女ですが、あくまで淡々とした語り口、最後の選択は子どもたち自身に任せる姿勢など、非常に現実的なアプローチに徹しています。

無駄に情に訴えかけるような「お情け頂戴」のメッセージになっていないところが、かえってシビアな現実を伝えています。

子どもたちの個性や状況は様々です。

売春窟の汚さを「靴の横に皿がある。こんな光景は田舎にはない」と表現する少年は、それでも「ここでしか見られない光景」を写真におさめていきます。


子どもたちの写真展が海外や地元で評価され、才能のある少年は、ついに招聘されてアムステルダムへ。そして、数人の子どもは入学を許可されて学校へ。

しかし、パスポート取るのに8時間かかるインドって・・・。

彼らのその後については、ネタバレになるので伏せますが、ただ一ついえるのは、
やはりどんな状況にいようと、強固な意志と未来への想像力や希望を持ち続ける者だけが夢見る現実を手にできるのだということでしょうか。

多分、「普通」のレベルでは、本当にある「外の世界の幸せ」を想像・実感できないんだと思います。

だから少しでも「面倒くさい、大変」と思うと、無理しなくてもいいや、と思って「どうせ変わらない」「仕方ない」「ここでこうして生きてゆくのもそんなに悪くない」と納得させてしまい、抜け出す気力を失ってしまう。

不幸に慣れることがそのまま、幸せを想像できないことにつながってしまっている子どもと、不幸に耐えてるけれども、今はもっていない幸せについて想像することが出来る子ども。

両者は似た状況にあるにもかかわらず、圧倒的な違いがあります。

確かに怒鳴りつける大人、売春するしかない母親、怪しい男たち、ゴミだらけの町を見ていて「自分もそうなる」としか思えなくなるのは、おそらく多くの人間にとっては当然の反応だと思います。

逆にいくら周囲の状況が絶望的でも「絶対にここを出たら幸せになれる」と思い続けることができる人間は、おそらくものすごい困難があっても、未来を信じて乗り越えることが出来ます。

でもこれは、かなり非凡でなければできないことだというのもわかります。

いい意味で周囲に順応せず、我侭に頑固に己を保ち続けるという性格でなければダメでしょうね。
そして、あとは才能。

平和で豊かな国にいさえすれば、平凡な子どもは平凡なままでも、過酷な生を強いられず毎日を過ごすことが出来るのに、カルカッタでは、平凡な子どもが平凡なままでいれば、そのまま流されて売春窟で生きる現実しか待っていない。

才能や、チャンスをつかみ逆境を乗り越える強さを持つ子どもしか抜け出せないという厳しさは、想像以上に過酷なものです。

売春窟から本当に抜け出すことができる子が、どういうことを言っていたか、どういう考えを持っていたかというのを注目すると、その真実がはっきり見えます。

チャンスをつかめるかどうか、つかんだ後にどうするか。
自分だったらどう考えるだろうなど、それぞれの子どもの状況をあてはめたとき、本当に自分はうまく抜け出せるかという問いかけをしてみるのも一つの見方です。

その場になってみなければわからないとはいえ、自分が逃げ切れる人間か、それともその場にとどまるしかない人間なのかということが、うっすらとわかるかもしれません。

なんとなく、見た後はしんみりするので、あまりデートにはおすすめできませんが、客観的にサバイバルについて考えさせられる映画です。

今もしなにか困難なことに直面している人には、ヒントになるかもしれません。

子どもの個性についてもかなりうまく捉えたドキュメンタリー映像になっているので、教育関係者は見るべきかと。
子どもにはあまり興味がないのですが、彼らはとてもいとおしい(かわいそうだから、というわけではなく。非常に率直で飾り気がないところが好感が持てる)感じがしました。
しかし、子どもを育むべき大人たちが無力すぎるというのは、やっぱり一つの罪である、といつも思います。

一方で、映画にも出ていますが、子どもを支援しようとする大人もいます。
子どもたちの写真展や写真の売り上げを教育に還元したり、施設を設立したりなどさまざまな活動が世界中で行われています。

この映画の鑑賞料からも収益の一部が「KIDS WITH CAMERA」基金に寄付されます。
東京での上映は終わってしまいましたが、これから全国各地で上映されるので、ぜひ劇場で観て下さい。

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監督インタビュー記事
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